現地３月10日に行われたプレミアリーグの第28節で、前節終了時点で首位のリバプールが１ポイント差で２位のマンチェスター・シティと本拠地アンフィールで激突。23分にCKからジョン・ストーンズのシュートで先制されるも、50分にアレクシス・マカリステルのPKで追いつき、１－１のドローで終えた。

　アンカーでフル出場した遠藤航もで躍動したこの一戦で、レッズのレジェンドOBが憤慨したのがシティの先制点だ。

　ケビン・デ・ブライネがワンバウンドする鋭いボールをニアサイドに送り、ジョン・ストーンズが流し込んだこのゴールで、同サイドにいたシティのネイサン・アケーがマカリステルをブロックし、ボールに触れられないようにしていたからだ。
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　現地メディア『INSIDE FUTBOL』によれば、リバプールのOBであるフィル・トンプソン氏は『LFC TV』でこう憤慨している。

「正直に言って、怒り狂っている。なぜなら、見てみると、文字通りアケーが彼（マクアリステル）を遠ざけているからだ」

　元イングランド代表DFは「よく練られたコーナーキックだったので、彼ら（シティ）の功績は称賛したい」と話しつつも、こう不満を述べている。

「アケーはマカリステルを押しのけて、邪魔にならない場所に移動させた。数週間前に遡ってみよう。遠藤がやったのはブロックだった。（それと同じように）これは邪魔な誰かを遠ざけ、ストーンズがそこに侵入できるようにするものだった」

　トンプソン氏が言及したのは、リーグカップ決勝のチェルシー戦で、オフサイドの位置にいた遠藤が同様に相手のブロックしたため、フィルジル・ファン・ダイクのゴールが無効になったシーンだろう。

　状況は同じではないが、納得がいかなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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