「相当な覚悟を持って」FW宮代大聖が小学生から育った川崎を離れ神戸へ移籍した背景

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2024年01月17日

宮代にとって大迫という存在は

大迫とのレギュラー争いに挑む宮代。ストライカーとしてさらなる成長を誓う。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 1月16日に新体制会見を行なった神戸で、新たなストライカーとして川崎から加入したのが23歳の宮代大聖である。

 宮代といえばU-12から川崎で育ち、2018年にはクラブ初の高校生でのプロ契約を勝ち取るなど将来を嘱望されてきた。

 2019年には山口、21年には徳島、22年には鳥栖へのレンタル移籍を経験したが、川崎の次世代のエースとして期待されてきたのだ。

 その宮代が今オフ選んだのが、J1王者の神戸への移籍だった。

「多くは語れない部分はありますが、相当な覚悟で移籍してきたというのはあります。小学生の時から、フロンターレで育って、ここまで成長させてもらったクラブなので、簡単な決断ではなかったです。

 そういう意味で、今年に懸ける想いや、試合に出てヴィッセル神戸に貢献したいという気持ちは強いので、覚悟を持ってきたというのは皆さんに分かってほしいなと思います」

 移籍の背景には、昨季の神戸の姿があったという。

「2度対戦して、1年間を通して一番嫌な相手だったなと率直に感じましたし、ベテラン選手や経験豊富な選手が多くいるので、そうした選手から盗めることが多くあるのかなと感じたのが、移籍を決断した要因かなと思います」

【画像】神戸の2024年新ユニホーム!
 
 神戸には昨季のリーグMVPで得点王の大迫勇也がいる。宮代が4-3-3で「一番前で勝負したい」という希望を実現させるには、越えなくてはいけない高い壁だ。

「僕が中学生、高校生の時から活躍している選手で、一緒のチームでプレーできるのはすごく嬉しいです。若い頃から本当にリスペクトしてきた選手なので、盗めるところはすべて盗んで自分のモノにしていくことが、今年1年でやらなくちゃいけないことだと感じます。

 同じポジションなので負けないようにと言いますか、勝負していくつもりでやりたいですし、どんどん話したり、聞きながらいろんなものを盗んで成長したいです」

 器用な選手であるだけに川崎時代同様、ウイングでのプレーも可能だが、CFのポジションを奪ってこそ、さらなる高みへ辿り着けるのだろう。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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