「あの1本でやられてしまった」
[高校選手権 決勝]青森山田(青森) 3-1 近江(滋賀)/1月8日/国立
青森山田と戦った決勝、近江のハイライトはなんといっても同点弾だ。後半2分、浅井のドリブル突破で敵陣に攻め込むと、そこから金山がクロス。これを途中出場の山本が流し込む一撃は、今大会の近江を象徴するゴールでもあった。
本来ならここから勢いに乗りたい近江。しかし、実際の展開は逆で、青森山田の波に呑み込まれていくような形になった。試合後、囲み取材に応じたキャプテンの金山は1-1になった後のゲーム展開について悔やんでいるように見えた。
「ここから本当に波に乗って逆転できると皆も思っていて、良い声がけもできていたはずですが、あの1本でやられてしまった」
あの1本とは、後半15分の2失点目だ。相手GKから福島のヘッド、川原のダイレクトパスで繋いだボールを最後は米谷に決められたゴールである。
「こちらが勢いに乗らなきゃいけないタイミングで、ああいう形で失点したのは本当に痛かった」
青森山田と戦った決勝、近江のハイライトはなんといっても同点弾だ。後半2分、浅井のドリブル突破で敵陣に攻め込むと、そこから金山がクロス。これを途中出場の山本が流し込む一撃は、今大会の近江を象徴するゴールでもあった。
本来ならここから勢いに乗りたい近江。しかし、実際の展開は逆で、青森山田の波に呑み込まれていくような形になった。試合後、囲み取材に応じたキャプテンの金山は1-1になった後のゲーム展開について悔やんでいるように見えた。
「ここから本当に波に乗って逆転できると皆も思っていて、良い声がけもできていたはずですが、あの1本でやられてしまった」
あの1本とは、後半15分の2失点目だ。相手GKから福島のヘッド、川原のダイレクトパスで繋いだボールを最後は米谷に決められたゴールである。
「こちらが勢いに乗らなきゃいけないタイミングで、ああいう形で失点したのは本当に痛かった」
そこからどうにか立て直そうとした金山も、「相手のコートでプレーしたかったのですが、青森山田さんの強度に負けました」とコメント。最後まで強度も運動量も落ちない青森山田のプレーに「お手上げだった」と金山は言うものの、それでも準優勝は立派な成績である。
近江のテクニカルなサッカーに憧れ、真似をするサッカー少年たちもいるはずだ。その意味で、近江が今大会で残した足跡は偉大だろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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