［高校選手権 準々決勝］青森山田（青森）４－０ 昌平（埼玉）／１月４日／駒場

　第102回高校サッカー選手権の準々決勝が１月４日、各地で開催。浦和駒場スタジアムでは青森山田と昌平が対戦し、前者が４－０で勝利した。

　青森山田はいきなり先制に成功。開始２分、右CKの流れからMF芝田玲が右サイドからクロスを入れると、ファーサイドでDF小沼蒼珠がダイレクトで蹴り込み、ゴールネットを揺らす。

　青森山田は勢いそのままに、前半４分に追加点を挙げる。遠い位置からの柴田のFKを相手がヘッドで弾き返せず、流れたボールをDF菅澤凱がつないで、DF小泉佳絃が押し込んだ。

　２点のビハインドを背負った昌平は、巧みな個人技と小気味良いパスワークで攻撃を組み立てていく。18分、スルーパスに抜け出したFW小田晄平が決定機を迎えるも、シュートは惜しくも枠を捉えられない。

　その１分後、青森山田が加点。左サイドを深くえぐったFW米谷壮史のお膳立てから、柴田の確実なフィニッシュで３点差とする。

　まずは１点が欲しい昌平は懸命に反撃も、相手の堅牢な守備を崩し切れない。40分にMF土谷飛雅のFKにDF坂本航大がヘッドで合わせるも決められず。試合は青森山田の３点リードで折り返す。
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　迎えた後半、４分にスコアボードを動かしたのは、またもや青森山田。柴田のFKからゴール前で混戦となり、最後は小泉がプッシュした。

　厳しい状況に追い込まれた昌平は、さらに攻勢を強める。敵陣にボールを運び、惜しいシーンを作りながらも、あと一歩のところでフィニッシュに持ち込めない。

　後半は守勢に回る時間が長くなった青森山田だが、最後まで集中を切らさず、昌平の攻撃をシャットアウト。攻守の両局面で盤石の戦いぶりを見せ、４強進出を果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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