【プレミア現地コラム】22歳の怪物CFに著しい進化の跡。新たなドログバになれるか!?

カテゴリ:連載・コラム

山中忍

2016年03月09日

「ポテンシャルのレベルで語る時期は過ぎた」。

チームは敗れたものの、ウェストハム戦では1ゴール・1アシストのパフォーマンスを披露。その活躍ぶりを『サンデー・タイムズ』紙は「圧倒的」とまで形容した。 (C)Getty Images

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 今シーズンも「トップ4」に近付けずにいるエバートン(29節終了時点で12位)にあって、22歳の主砲ロメル・ルカクは「トップクラス」へと着実に近付いている。
 
 3月5日のウェストハム戦は、チームこそ2-3のスコアで敗れたものの、ルカク個人は1ゴール・1アシスト。『サンデー・タイムズ』紙はその活躍ぶりを「圧倒的」とまで形容した。
 
 エバートンのロベルト・マルティネス監督が、「ポテンシャルのレベルで語る時期は過ぎた」と言っていたのが今シーズン半ば。同じ時期の昨年12月には、『ガーディアン』紙が「完成形」と評してもいる。
 
 高評価の理由は、20代前半の若手とは思えないパフォーマンスの安定性にある。昨年12月7日のクリスタル・パレス戦(1-1)で挙げたゴールは、エバートンでの通算100試合目にして通算50得点目となる一撃だった。今シーズンのプレミアリーグでは、先発28試合で18ゴール。2試合に1点を超える得点率だ。
 
 得点パターンの多様化が、その安定性を支えている一因だろう。ウェストハム戦で決めた先制点は、スペースに走り込み、相手DFを力で抑えながら左足で決めたトレードマーク的なゴール。17歳でチェルシーに入団した当時は「唯一」とさえ言えたフィニッシュパターンだった。
 
 だが、現在のルカクは「左足でも右足でもネットを揺らしているし、ニアだろうとファーだろうとヘディングを決めている」と自ら語るように、多彩なバリエーションを誇る。
 
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