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「見たことのない新型のドリブラー」林陵平が世界屈指の超絶技巧を深掘り!【ムシアラのドリブル研究所】

カテゴリ:メガクラブ

尾池史也(ワールドサッカーダイジェスト)

2024年01月11日

ドリブル時のヘッドダウンが特徴

若手随一のドリブラーとして活躍するムシアラ。林氏はまず身体操作の上手さが目を引くと語る。(C)Getty Images

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 海外サッカーの解説者として高い人気を誇る林陵平氏が、バイエルンで活躍するジャマル・ムシアラのドリブルを徹底分析。身体操作やヘッドダウンが特徴のドイツ代表MFは、いままで見たことのない「新型のドリブラー」だという。

―――◆―――◆―――

 ジャマル・ムシアラのドリブルでまず目を引くのが、身体操作の上手さです。ターンを見ると一目瞭然ですが、動きがとてもしなやかでスムーズなんですよね。つねに自分の重心をコントロールできているからバランスが崩れない。どんな体勢でボールを受けても、相手ディフェンダーと真正面から向かい合う状況を作り出せるのは、その身体操作の上手さがあるからだと思います。

 そしてボールタッチとステップが細かいのも特長です。プレーを見ていると、ダブルタッチが非常に多い印象を受けます。それでいて両足を巧みに操れるので、ディフェンダーの重心の逆を突くのが得意ですし、つねに相手の足が届きにくいところにボールを置いているんですよね。

【動画】林氏が唸った衝撃の”5人抜きゴール”

 弱点もほとんど見当たらないです。細身なのでフィジカル的にはそこまで強くないと思いますが、そもそも身体をぶつけられるシーンがほとんどありません。クイックネスが卓越し、細かなステップで相手をかわしている。タックルを受けないように避けているといったイメージに近いですね。

 あとドリブルの最中に相手にボールを触られても、ほとんど奪われない。おそらくボールをつねに自分の真下に置いているから、仮に足を出して触られても、自分の身体の正面に当たってまた前に進めるんだと思います。チャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦(グループステージ1節)で見せた、セルジュ・ニャブリへのアシストに繋がるドリブルは、まさにその強みが発揮されたシーンです。
 

 今回の企画にあたって、ドリブルの特徴が近い選手を考えてみたんですが、現役にもレジェンドにも、ムシアラのようなタイプは思い当たらない。いままで見たことのない、新型のドリブラーだと思います。それを強く感じさせるのが、ドリブル中にヘッドダウンしているところ。リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)などが代表的ですが、基本的にドリブルが上手い選手は、直接ボールを見ないで顔を上げていることが多いです。その方が相手の動きを捉えやすいですからね。

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