イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、去就への考えを明かした。英紙『Daily Mail』が12月25日付けで伝えている。

　現在53歳のサウスゲイト監督は、金銭スキャンダルで失脚したサム・アラダイスの後任として、2016年９月に暫定監督に就任。その後、正式な監督となると、ロシア・ワールドカップ（W杯）で４位、UEFAネーションズリーグで３位、EURO2020で２位と徐々に順位を上げ、カタールW杯での優勝が大きく期待されたが、ベスト８止まりに終わった。

　来夏にドイツで開催されるEURO2024後に退任する可能性が高く、以降はプレミアリーグに戦いの場を移すものと考えられている。

　ただ、長期政権を築く代表でのキャリアとは対照的に、同リーグでの監督経験は、２部に降格した翌シーズンの途中に解任されたミドルスブラでのもののみだ。サウスゲイト監督はその事実を認めつつも、他者にはない唯一無二の経験に強い自信を覗かせた。
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「誰もがミドルスブラ時代を話題にする。『彼はミドルスブラを降格させたんだ』と。そう、３年目に降格したんだ。でも私は３年間プレミアリーグの監督を経験した。

　率直に言って、世界のサッカー界でこれ（イングランド代表）を経験した人物を脅かしたり、気後れさせたりするような仕事はない。これほど知名度が上がり、プレッシャーが大きく、複雑なものはないだろう」

　イングランド代表指揮官はまた、かつてマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執り、現在はローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督とのエピソードを披露。稀代の名将から掛けられた忘れられない言葉があるようだ。

「ジョゼがマン・ユナイテッドにいた時にした会話を覚えている。彼は『今の役割をこなしたら、何でもできるようになるよ』と。その時は『本当に？多分そうなんだろう』くらいに思っていたけど、７年目にして『その通りだ』と確信しているよ」

　サウスゲイト監督は来シーズンから、クラブの監督としてスリーライオンズの面々と共闘することになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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