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「バカげている」英代表OBのオーウェン、サウスゲイト監督への“若手抜擢批判”に猛反論!「PKは若いほうがラクなんだ」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年07月14日

過去にPKを外した選手の年齢も引用し…

先輩たちの理論に反論したオーウェン氏。 (C)Getty Images

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 元イングランド代表のストライカー、マイケル・オーウェン氏は7月12日、自身のツイッターを更新。EURO決勝のPK戦で、ガレス・サウスゲイト監督のキッカー選出に疑問の声が上がっている件について、「くだらない理論だ」とぶった切った。

 イングランドは11日に行なわれたEURO2020の決勝でイタリアと対戦。1点ずつを取り合う展開で延長戦でも決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ。この場面で、サウスゲイト監督は5人のキッカーのうち、マーカス・ラッシュフォード(23歳)、ジェイドン・サンチョ(21歳)、ブカヨ・サカ(19歳)をピックアップ。しかし、彼ら3人がPKを失敗したことから優勝を逃す結果になった。

 試合後、現地では「なぜあんな若い選手に蹴らせたのか」など、監督の手腕を批判する声が多く上がった。特に、元アイルランド代表でマンチェスター・ユナイテッドOBのロイ・キーン氏は「中堅のジャック・グリーリッシュやラヒーム・スターリングらの選択はなかったのか? 選手も黙ってるんじゃない」と痛烈に批判した。

 これに対し、グリーリッシュは「僕は蹴りたいと言ったよ!」と反論。若手3人に対しては、誹謗中傷・人種差別的な行為が確認されるなど、混沌としている。
 
 そんななか、オーウェン氏は「僕は単純に『19歳でPKを蹴るのは若すぎる』という意見は支持できない」と表明したのだ。

「僕の経験から言えば、若い選手は恐れを知らず、自信があり、過去に傷跡がない! 若いほうがラクなんだ」

 さらには、1990年のイタリア大会以降、国際的な大舞台でPKを失敗した選手12名を列挙。サウスゲイトは25歳のとき、デイビッド・ベッカムは29歳、フランク・ランパードは28歳、スティーブン・ジェラードは26歳、ポール・インスは30歳のときに、それぞれ同じような経験をしていると綴っている。最も若い記録は、ダリウス・ヴァッセルが24歳のとき、EURO2004年のポルトガル戦で失敗した1本だった。

 イングランド国内はいまだにこの敗戦について様々な議論がかわされているが、オーウェン氏は「経験がある選手に任せたほうがいいという理論はバカげている」と反論。少なくとも、ストライカーとしての自身の経験から、サウスゲイト監督の判断を支持しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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