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「理不尽で容認できない」「もう十分だ」久保建英への暴力的プレーにソシエダ番記者が憤慨!レッドなしに「審判は酷い。守るのはビッグネームのみ」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2023年12月25日

「もはやスキャンダラスだった」

カディス戦で悪質なプレーを受けた久保。(C)Getty Images

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 もう十分だ。このような理不尽なことは正しくないし、容認することはできない。昨シーズン、我々は真っ先に糾弾した。メディアも審判も、メガクラブでプレーする一部のビッグネームを守ることだけに躍起になり、その他大勢の選手については反則や暴力的な行為を受けても一向に構わないようだ。

 彼らはスター軍団の一員ではないが、それぞれのチームにおいて、重要な役割を担っている選手であることに変わりはない。ラ・リーガには優柔不断で臆病な審判が協力し、いつも同じことが起きている。欧州の審判のレベルも深刻だが、ラ・リーガはさらに輪をかけて酷い。

 イマノル・アルグアシル監督は試合後、優等生発言に終始し、相手を咎めることをしなかったが、カディス戦で起こったことはもはやスキャンダラスだった。象徴的だったのは、ルベン・アルカラスのタケ・クボ(久保建英)へのレッドカードに値する2度の暴力的プレーだ。
 
 44分に肋骨にパンチを食らわせたのも悪質だったが、さらに強烈だったのが84分の行為だ。腕をつかみ、振り回し、引き倒した。その行為に至った理由は?主審のイグレシアス・ビジャヌエバによれば、直前にクリス・ラモスがペナルティエリア内で倒れたプレーに対し、笛を吹かれなかったことに納得できなかったらしい。
【動画】久保が激昂したラフプレー&肋骨パンチ
 今シーズン、タケへの包囲網が厳しさを増しているはこれまでの記事でレポートしてきた通り。それがレアル・ソシエダに加入して以来、相手DFを切り裂き続けたことの代償でもある。ただラ・リーガ屈指のドリブラーと対峙して、守備を固めたり、インテンシティを高めて立ち向かうのであれば理解できるが、審判が容認しているのをいいことに蛮行に及んでいいはずがない。

 タケが2023年最後の試合を良い形で締めくくることができなかったことは事実だ。右SBにはいつものパートナーのアマリ・トラオレに代わり、アルバロ・オドリオゾラが入り、勝手が違ってことも無関係ではないだろう。事実、オドリオソラとのコンビネーションは息が合わないシーンが散見され、2人で崩した14分のプレーも、ブライス・メンデスのシュートは枠を捉えることができなかった。
 
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