第102回全国高校サッカー選手権が、いよいよ12月28日に開幕する。

　ここでは、高校サッカーダイジェストが厳選した今大会の注目プレーヤーを紹介。プロ内定や世代別代表選手、チームのエースなど、将来有望な“逸材”は一年の集大成となるビッグトーナメントでどんなプレーを見せてくれるか。初回となる今回はFW編だ。

――◆――◆――

【高校サッカーダイジェスト厳選／選手権注目タレント】
Part.１　FW編

山本吟侍
やまもと・ぎんじ
高川学園（山口）／３年／U-17日本代表
昨季から世代別代表の候補に選ばれる注目株。「結果を出すために頑張ろうという気持ちが強くなった」と口にする今季は、攻撃のアイデアと力強さにスプリント力が加わり、点取り屋としての完成度が一気に高まった。

郡司璃来
ぐんじ・りく
市立船橋（千葉）／３年／清水入団内定、U-18日本代表
俊敏性と柔らかいタッチを活かしたドリブルを武器に名門校で１年時からレギュラーを獲得。「試合に出ている以上は点を決め切らないといけない」と話す今季はPA内での冷静さが増し、ゴールラッシュを繰り広げる。

髙谷遼太
たかたに・りょうた
堀越（東京Ａ）／３年
中学時代は中盤の選手だったが、競り合いの強さと守備意識の高さを評価され、高校では前線へと配置転換された。大一番での勝負強さが魅力で、高１に続いて高３でも東京予選決勝で得点を奪い、全国行きに多大な貢献。

笠原颯太
かさはら・そうた
徳島市立（徳島）／３年
スピードと運動量が強みのアタッカーは縦へ縦へと突破を試みる。前線だけでなく左右両サイドをこなす器用さが魅力で、好機を創出しながらフィニッシュにも顔を出す。目標はチーム最高成績を超える「国立行き」だ。
【PHOTO】編集部が厳選！高校サッカー選手権大会を熱く盛り上げるFW編全17選手を総チェック！

臼田成那
うすだ・せな
明桜（秋田）／３年
「前を向いてからの一発があるし、決定力もある」とお手本に挙げるのは日本代表の上田綺世だ。本家同様、ゴール前の勝負強さが光る点取り屋は北海道から秋田に渡り、総合値の高いFWへとスケールアップを遂げた。

神田奏真
かんだ・そうま
静岡学園（静岡）／３年／川崎入団内定、U-18日本代表
前線からの守備、ポストプレーなど献身性を評価されてきたストライカー。決定力が高まった今季は得点を量産し、プロ入りを掴み取った。静岡予選は怪我で登録外となったが、復帰予定の本大会では得点王の座を狙う。

大荒陽平
おおあれ・ようへい
今治東（愛媛）／３年
フットサルを兼任した中学時代はドリブラーだったが、高校入学後にずば抜けたスピードを活かして才能が開花。敵を置き去りにするほど圧倒的な飛び出しで決定機を生むだけでなく、前線からの守備でも見せ場を作る。

高岡伶颯
たかおか・れんと
日章学園（宮崎）／２年／U-17日本代表
今年３月の初選出を機にＵ-17日本代表に欠かせない選手となり、U-17ワールドカップでも大活躍したシンデレラボーイだ。スピードを利したプレーが目を引く一方で、本人が自信を覗かせるのはラストパス。ゴールとチャンスメイクの両方で異彩を放つ。