第102回全国高校サッカー選手権が、いよいよ12月28日に開幕する。

　ここでは、高校サッカーダイジェストが厳選した今大会の注目プレーヤーを紹介。プロ内定や世代別代表選手、チームのエースなど、将来有望な“逸材”は一年の集大成となるビッグトーナメントでどんなプレーを見せてくれるか。２回目となる今回はMF編だ。

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【高校サッカーダイジェスト厳選／選手権注目タレント】
Part.２　MF編

神田拓人
かんだ・ひろと
尚志（福島）／３年／U-19日本代表
中学時代は司令塔タイプだったが、高校入学後は「守備をしないと攻撃は始まらない」と守備の意識が向上。元ブラジル代表のカゼミーロを参考にインターセプトとボール奪取を磨き上げ、Ｕ-19日本代表まで上り詰めた。

碇明日麻
いかり・あすま
大津（熊本）／３年／水戸入団内定
昨季までは高身長を活かすためCBを務めていたが、今季は本職である中盤で勝負する。「後ろでは確実に散らしつつ、積極的にゴールを狙いたい」との言葉通り、今季はリスタートを含めゴールを量産中。風格が漂う。
【PHOTO】編集部が厳選！高校サッカー選手権大会を熱く盛り上げるMF編全15選手を総チェック！

長 準喜
おさ・じゅんき
昌平（埼玉）／３年
自慢の技巧を前面に押し出し、相手の逆を取るプレーが秀逸だ。「１人抜けば２、３人抜けるイメージはある」。３列目からのチャンスメイクに加え、荒井悠汰（FC東京）から10番を引き継いだ今季は得点意識もアップ。

橋本琉唯
はしもと・るい
柳ヶ浦（大分）／３年
サッカーセンスはチーム内で群を抜く。創造性溢れるパスとドリブルで攻撃のリズムを作るアタッカーだ。キャプテンを務める今季は中心選手としての自覚十分。予選では要所で得点に絡み、背中でチームを引っ張った。

太田隼剛
おおた・しゅんごう
市立船橋（千葉）／３年
サッカーのツボを良く抑えたボランチ。正確な左足によるパスで相手の急所を突いたかと思えば、気の利いた位置取りでボールを奪取。幼少期に憧れた強豪校で主将の重責を託された。今大会にかける想いは人一倍強い。

田口裕真
たぐち・ゆうま
岡山学芸館（岡山）／３年
技術と攻撃センスを兼ね備えたチャンスメーカーだ。主将を担う今季は優勝に貢献した１年前と比べて精神面が成長。「勝利のために自分ができることは得点や、誰よりも走ることだと思う」とチームへの献身を誓う。

吉兼伶真
よしかね・りょうま
帝京大可児（岐阜）／３年
杉本太郎（徳島）や鈴木淳之介（湘南）が背負った８番を２年時から任される実力者だ。自信を覗かせるのは運ぶドリブルと精緻なパス。敵守備陣にシュートを感じさせながら、判断良くプレーを使い分けて攻撃を作る。