ベスト16の対戦相手はノルウェーに決定
今年も残すところ半月を切った。本稿では、2023年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、女子ワールドカップでなでしこジャパンがスペイン女子代表に大勝した際、相手国メディアの反応を紹介した記事を再掲する。
記事初掲載:2023年7月31日
―――◆――◆―――
まさに、してやったりの快勝劇だ。
現地7月31日、ニュージーランドで開催された女子ワールドカップのグループC最終節で、なでしこジャパンは強豪スペインと対戦。立ち上がりからボール支配を許す展開を強いられるも電光石火のカウンターを炸裂させ、12分に宮澤ひなたが先制点をマークする。その後も専守防衛でスペインの攻撃を弾き返し、29分に植木理子が、40分にはふたたび宮澤が速攻からゴールを陥落させ、前半だけで3点のリードを奪った。
後半も危なげない戦いぶりでゲームを進めた日本。見事なまでの組織美でスペインのパスワークを分断し、追加点こそ挙げられなかったものの、連続して効果的なカウンターを繰り出した。82分にはダメ押しとなる4点目を田中美南がゲット。終わってみれば4-0の完勝で、グループC首位の座を勝ち取っている。
【動画】なでしこJが強豪スペインを圧倒! 会心4ゴールをオールチェック!
記事初掲載:2023年7月31日
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まさに、してやったりの快勝劇だ。
現地7月31日、ニュージーランドで開催された女子ワールドカップのグループC最終節で、なでしこジャパンは強豪スペインと対戦。立ち上がりからボール支配を許す展開を強いられるも電光石火のカウンターを炸裂させ、12分に宮澤ひなたが先制点をマークする。その後も専守防衛でスペインの攻撃を弾き返し、29分に植木理子が、40分にはふたたび宮澤が速攻からゴールを陥落させ、前半だけで3点のリードを奪った。
後半も危なげない戦いぶりでゲームを進めた日本。見事なまでの組織美でスペインのパスワークを分断し、追加点こそ挙げられなかったものの、連続して効果的なカウンターを繰り出した。82分にはダメ押しとなる4点目を田中美南がゲット。終わってみれば4-0の完勝で、グループC首位の座を勝ち取っている。
【動画】なでしこJが強豪スペインを圧倒! 会心4ゴールをオールチェック!
この一戦を速報で伝えたのが、スペイン全国紙『Marca』だ。母国代表チームのまさかの初黒星にショックを隠せない印象だ。
「序盤から日本陣内でパスを的確につなぎ、スペースを見つけては押し込んでいたラ・ロハ(赤/スペイン代表の愛称)だったが、日本は組織的な集中力の高い守備で立ちはだかった。12分にミヤザワにカウンターから決められて今大会初の失点。その後もポゼッションで圧倒しながらチャンスは掴めないでいると、29分、40分とまたしてもカウンターから得点を奪われた。なんて衝撃的な展開だ!
後半もスペインのアイデア不足の攻撃は変わらない。選手交代でリズムを変えても日本の守備を崩すには十分ではなく、むしろあわやという場面を何度か作られた。そして81分に致命的な4失点目。スペインは攻撃で積極性を欠き、守備でミスが散見され、その代償を0-4という結果で払わされる格好となったのだ。一方の日本は選手個々の役割が明確で、3試合を通してひとつも失点を許さなかった」
グループCは日本が逆転で首位通過。ラウンド16でノルウェーを下し、ベスト8に進出した
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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後半もスペインのアイデア不足の攻撃は変わらない。選手交代でリズムを変えても日本の守備を崩すには十分ではなく、むしろあわやという場面を何度か作られた。そして81分に致命的な4失点目。スペインは攻撃で積極性を欠き、守備でミスが散見され、その代償を0-4という結果で払わされる格好となったのだ。一方の日本は選手個々の役割が明確で、3試合を通してひとつも失点を許さなかった」
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