スコットランドの名門セルティックでコーチを務め、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央らと共闘するハリー・キューウェルが、横浜F・マリノスの新監督候補に挙がっている。

　横浜は12月７日、セルティックに引き抜かれたアンジェ・ポステコグルー（現トッテナム）の後を受け、2021年夏に就任したケヴィン・マスカット監督の退任を発表した。

　新シーズンはいったい誰が指揮を執るのか。注目が集まるなか、英メディア『THE CELTIC STAR』がハリー・キューウェル、アンジェ・ポステコグルーに続くか？」と題した記事を掲載。「監督としての成功を目ざすキューウェルは、移籍を考えるかもしれない」と伝えている。
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「ケヴィン・マスカットのサンダーランド行きが噂されるなか、キューウェルはポステコグルーの古巣クラブの新監督として最有力だ。このオーストラリア人は昨季にポステコグルーが率いるセルティックにコーチとして加わり、夏に復帰したブレンダン・ロジャーズに引き留められた。アンジェが同胞をスパーズに連れて行かなかったのは意外だったが、元ウインガーはクラブ内で高く評価されているため、セルティックにとっては有益だった」

　キューウェルはセルティックの選手からの信頼が厚く、以前に前田は「キューウェルが『お前は足が速いのに何で仕掛けないんだ』と。ワールドカップ前くらいから毎試合後、個人ミーティングを始めて、自主練も付き添ってもらうようになったんです。それからは変わりましたね。『ミスしてもいいからどんどんチャレンジしろ』みたいなことを言われるようになって、どんどんドリブルで打開するようになりました」と語っていた。

　かつてリーズやリバプールで一時代を築き、オーストラリア代表としてワールドカップでも活躍した45歳は、王座奪回を目ざす横浜の新たなボスとなるのか。もし報道通りに就任となれば、３人続けてのオーストラリア人指揮官となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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