U-17日本代表は現地11月17日、インドネシアで開催されているU-17ワールドカップのグループステージ第３節でセネガル代表と対戦した。

　引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる一戦。試合の“入り方”が課題の日本は立ち上がり、セネガルの高い身体能力に苦戦する場面もありながら、粘り強く対応。７分にはゴール前まで攻め込まれたが、身体を張った守備でシュートを打たせない。

　徐々に日本もボールを持てるようになり、確実にパスをつないで攻撃の糸口を探っていく。ただ、敵陣のサイドに起点を作るも、そこから先はなかなか効果的なアタックを見せられず、フィニッシュまで持ち込めない。クロスもことごとくはね返される。

　41分にはボックス内でボールを収めた徳田誉が、切り返しからシュートを放つもブロックされる。目ぼしい決定機をほとんど作れないまま、前半を終える。
【PHOTO】キャプテン小杉啓太や名和田我空、佐藤龍之介らが絶妙ポージング！W杯を戦うU-17日本代表メンバーを公式ポートレートで一挙紹介！

　迎えた後半、50分に井上愛簾が思い切りの良いミドルシュートを放つが、惜しくも枠を捉え切れない。53分、ディアンディの強烈ショットにはGK後藤亘が立ちふさがる。

　お互い果敢にゴールを狙っていくなかで、日本は途中出場の高岡伶颯が力強い突破で攻撃を勢いづける。

　そして62分、ついに均衡を破る。右サイドを駆け上がった柴田翔太郎がクロスを入れる。中で待つのは２戦連発中の高岡。完璧なタイミングでヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。

　背番号11は止まらない。72分、鋭い寄せで相手GKのミスを誘い、奪ったボールを冷静に流し込んだ。

　その後は、後藤が再び、ファインセーブを見せるなどセネガルの反撃をシャットアウト。２－０で勝利した日本がグループステージ突破を決めた。

　日本は３戦を終え、２勝１敗。勝点６でアルゼンチン、セネガルと並ぶも、得失点で及ばずにグループ３位。ただ各組３位チームの上位４チームに入り、次ラウンドに駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

GKを代える余裕があるなら...“最後の交代枠”で起用してほしかった日本代表戦士

「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介！