選手たちの表情も明るく、コンディションも悪くない
11月11日に行なわれるポーランドとの初戦まで、あと1日――。森山佳郎監督が率いる若き日本代表は本番モードに入り、順調な仕上がりを見せている。
2年に1度、開催されるU-17ワールドカップ。前回大会は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になったため、実に4年ぶりだ。GK鈴木彩艶、MF藤田譲瑠チマ(ともにシント=トロイデン)を擁した2019年大会では、グループステージでオランダなどに勝利して1位通過。だが、ラウンド16でメキシコに0-2で敗戦を喫した。
過去最高成績は、1993年大会と2011年大会のベスト8。それを超えて、ファイナリストという目標を掲げる日本は千葉、バリ島での事前合宿を経て、8日からグループステージの3試合が行なわれるインドネシアのバンドンで調整をスタートさせた。
9日のトレーニングは冒頭15分のみ公開。レクリエーション形式のトレーニングで身体を動かしたあとに、トライアングルパスなどを実施。その後はメディアをシャットアウトして戦術などの確認を行なったようだ。
インドネシアのメディアが20人以上詰め掛けるなど、関心の高さをうかがわせるなか、練習後には、9日に56歳の誕生日を迎えた森山監督を祝福。選手やスタッフに大量の水をかけられ、ずぶ濡れになった指揮官は感謝の気持ちを伝えつつ、「プレゼントは勝点3でお願いします!」と茶目っ気たっぷりにリクエストした。
雰囲気は良く、チームワークの良さが伝わってくる。選手たちの表情も明るく、コンディションも悪くない。心配された暑さはバリ島よりも落ち着いており、蒸し暑さがあまりないバンドン。「バリよりも涼しいかもしれない」(MF山本丈偉/東京V)。この言葉からも、環境には適応できているようだ。
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2年に1度、開催されるU-17ワールドカップ。前回大会は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になったため、実に4年ぶりだ。GK鈴木彩艶、MF藤田譲瑠チマ(ともにシント=トロイデン)を擁した2019年大会では、グループステージでオランダなどに勝利して1位通過。だが、ラウンド16でメキシコに0-2で敗戦を喫した。
過去最高成績は、1993年大会と2011年大会のベスト8。それを超えて、ファイナリストという目標を掲げる日本は千葉、バリ島での事前合宿を経て、8日からグループステージの3試合が行なわれるインドネシアのバンドンで調整をスタートさせた。
9日のトレーニングは冒頭15分のみ公開。レクリエーション形式のトレーニングで身体を動かしたあとに、トライアングルパスなどを実施。その後はメディアをシャットアウトして戦術などの確認を行なったようだ。
インドネシアのメディアが20人以上詰め掛けるなど、関心の高さをうかがわせるなか、練習後には、9日に56歳の誕生日を迎えた森山監督を祝福。選手やスタッフに大量の水をかけられ、ずぶ濡れになった指揮官は感謝の気持ちを伝えつつ、「プレゼントは勝点3でお願いします!」と茶目っ気たっぷりにリクエストした。
雰囲気は良く、チームワークの良さが伝わってくる。選手たちの表情も明るく、コンディションも悪くない。心配された暑さはバリ島よりも落ち着いており、蒸し暑さがあまりないバンドン。「バリよりも涼しいかもしれない」(MF山本丈偉/東京V)。この言葉からも、環境には適応できているようだ。
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一方で、数名の選手が東南アジア特有の水に苦戦。お腹を下す選手もいたというが、現時点では大きな問題になっていない。また、シェフが帯同していない今大会の食事面も、事前に宿泊施設にスチームライスなどを要望。味噌汁も持ち込むなど、日本に近い環境で食事がとれる配慮がなされている。
「食事は美味しいし、水は少し合わなくて難しいところはあったけど、すぐに治ったので問題なかった」と山本が明かした通り、初戦に向けて最高の準備ができているのは確かだろう。
14日にアルゼンチン、17日にセネガルと対戦するだけに、最も重要になるのが11日のポーランド戦。相手はピッチ外で問題を抱えており、6日に同国のサッカー協会は「スポーツマンシップに反する行為と規則違反」として、MFフィリップ・ロズガ、MFヤン・ラベツキ、MFフィリップ・ウォルスキ、FWオスカル・トムシクの追放を発表している。現地のメディアは未成年飲酒が発覚したと報じており、チームに与えた影響は決して小さくないだろう。
そうした状況下で、日本は攻撃力に特長がある難敵を相手にいかに立ち向かうのか。最高のスタートを切るためにも、森山監督を祝うためにも、初戦は負けられない。10日のトレーニングを経て、どのような戦いを見せるのか注目だ。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
■U-17ワールドカップ 日本のグループステージ対戦スケジュール
第1節 11月11日 vs.ポーランド(18時キックオフ)
第2節 11月14日 vs.アルゼンチン(21時キックオフ)
第3節 11月17日 vs.セネガル(18時キックオフ)
※日時はいずれも日本時間。
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「食事は美味しいし、水は少し合わなくて難しいところはあったけど、すぐに治ったので問題なかった」と山本が明かした通り、初戦に向けて最高の準備ができているのは確かだろう。
14日にアルゼンチン、17日にセネガルと対戦するだけに、最も重要になるのが11日のポーランド戦。相手はピッチ外で問題を抱えており、6日に同国のサッカー協会は「スポーツマンシップに反する行為と規則違反」として、MFフィリップ・ロズガ、MFヤン・ラベツキ、MFフィリップ・ウォルスキ、FWオスカル・トムシクの追放を発表している。現地のメディアは未成年飲酒が発覚したと報じており、チームに与えた影響は決して小さくないだろう。
そうした状況下で、日本は攻撃力に特長がある難敵を相手にいかに立ち向かうのか。最高のスタートを切るためにも、森山監督を祝うためにも、初戦は負けられない。10日のトレーニングを経て、どのような戦いを見せるのか注目だ。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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第1節 11月11日 vs.ポーランド(18時キックオフ)
第2節 11月14日 vs.アルゼンチン(21時キックオフ)
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