大宮アルディージャVENTUSのFW大島暖菜が、11月６日に行なわれたWEリーグキックオフカンファレンスに参加。同11日に開幕する2023-24シーズンについて語った。

　2005年３月生まれの大島は、日本航空高を経て22ｰ23シーズン途中に大宮Vでプロキャリアをスタート。初年度は９試合に出場し、２得点をマークした。

　世代別代表にも選ばれ、今年５月にはU-19日本女子代表の一員としてSUD Ladies Cup2023に出場。パナマ戦（４－０）ではフル出場を果たした。

　新シーズン前のWEリーグカップでは、チームの全５試合に出場。持ち味である抜群のスピードを活かしたドリブルを武器に存在感を示した。

　そんな期待の18歳アタッカーは、23-24シーズンに向け、「私自身は１シーズンを通して戦うのは初めてなので、率直にすごく楽しみな気持ちです」と語る。

　開幕戦の相手はノジマステラ神奈川相模原。大島は「点を取ります！」と笑顔で宣言。その後の取材では、チームの長所を出したいと語るN相模原のGK久野吹雪に対し、すかさず「出させません！」と言い返し、報道陣を沸かせた。
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　リーグ発足に合わせて立ち上げられた大宮Vは、初年度の９位から、昨季は６位に上昇。８月から10月に開催されたWEリーグカップでは、惜しくも決勝進出はならなかったが、最終的に準優勝するアルビレックス新潟レディースとグループBでは同勝点の２位だった。

　クラブの勢いについて尋ねると、大島はこう答えた。

「阪口（萌乃）選手と船木（里奈）選手が新たに加わって、さらに強くなりました。また、柳井（里奈）新監督になって、すごく戦術的になりました。組織的な守備をする、より考えるサッカーになったのが、すごく勢いづいている部分だと思います」

　また、自身の特長を問うと、「スタジアムに足を運んでくださる皆さんに、すごく楽しんでほしい気持ちがあります」として、「持ち味であるスピードや、１対１の局面で仕掛けられる選手は、まだ少ないと思うので、そういうプレーができる選手になりたいです」と力強く語った。

　進境著しい大島のプレーに注目だ。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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