11月４日に開催されたルヴァンカップ決勝で、アビスパ福岡と浦和レッズが国立競技場と対戦。同大会歴代最多の６万1683人が来場し、大一番に相応しい盛り上がりを見せたなか、福岡が２－１で接戦を制し、念願の初タイトルを手にした。

　興奮冷めやらぬなか、Jリーグの野々村芳和チェアマンがコメントを発表。「アビスパ福岡の皆さま、2023JリーグYBCルヴァンカップ優勝、誠におめでとうございます。初のルヴァンカップ決勝の舞台で、見事クラブ初タイトルという栄冠を勝ち取りました」と称えたうえで、手応えと今後への期待を示した。
【厳選ショット】前寛之、宮大樹のゴールを守り抜いたアビスパ福岡が悲願の初タイトル！｜ルヴァンカップ決勝 福岡２－１浦和

「本日、61,683人と大変多くのお客様にご来場いただき、リーグカップ戦として最多の入場者数を記録しました。両チームのサポーターが、この国立競技場で本当に素晴らしい雰囲気を作り出してくれたことで、コロナ禍が明け日本サッカーがもう一度盛り上がっていることをお見せすることができたのは、非常に喜ばしいことです。

　アビスパ福岡というクラブが、創設から30年近く経ち、苦労しながらも少しずつ着実に力をつけていくことで、タイトルが獲得できることを証明してくれたのは素晴らしいことですし、他のクラブにも勇気を与えてくれたことと思います。

　また、惜しくも準優勝となった浦和レッズの悔しい気持ち、どうにも言い表しようのない気持ちは、すごく良くわかります。ただ、本日の試合を多くの方に観ていただいたと思いますが、この素晴らしい『作品』を作ってくれたのは、アビスパ福岡と浦和レッズの両チームのサポーターであり、それが選手の背中を後押しし、良いプレー、良い試合を引き出してくれたと思います」

　超満員の国立決戦は、大きな影響力がある――。野々村チェアマンは、そう確信しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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