エリク・テン・ハーフ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドの苦境が続いている。

　11月１日、ユナイテッドはリーグカップ４回戦でニューカッスルに０－３で敗れた。前半に２点のビハインドを背負うと、後半にも追加点を献上。プレミアリーグ前節のマンチェスター・シティとのダービーマッチに続き、本拠地オールド・トラフォードで２試合連続の０－３という衝撃的な連敗を喫した。

　今季の公式戦で８つ目、オールド・トラフォードでは５つ目となる黒星に、元イングランド代表のポール・マーソンは、英衛星放送『Sky Sports』で「ショッキングだ。ひどかった。またアイデアがなかった。ユナイテッドが数年言われていることだ。アイデンティティが見えない。やろうとしていることが見えない」と酷評している。

「ニューカッスルは（先発を）８人代えてきて、ユナイテッドは０－３で負けた。個人的には、監督が選手たちを失ったのだと思う。負け方はいろいろあるし、誰もが負けるものだが、今夜の彼らは先週（のダービー）のように失点してから完全に倒された。ニューカッスルにとってあまりに簡単すぎた」

【動画】２戦連続で惨敗！ユナイテッドが衝撃の３失点

　アーセナルのレジェンドは「毎週目にするのは、ガムをかんで表情が固まったテン・ハーフ。それだけだ。何かをしなければいけないと思う」と続けた。

「彼は深刻なプレッシャーにさらされていると思う。ミーティングをし、自分たちが何をしているかを見なければならない。彼は選手の信頼を失った。サッカーでは誰もが負けるものだが、今夜も先週もとにかく完敗だった。まったく良くない。ニューカッスルにとってすべてがあまりに簡単だった」

　プレミアリーグで８位、チャンピオンズリーグでは開幕２連敗でグループ３位、そしてリーグカップ敗退と、厳しい状況にあるユナイテッドだが、テン・ハーフ体制で巻き返しなるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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