昨季限りでレアル・マドリーを退団し、フリーとなっていた元ベルギー代表MFエデン・アザールが10月10日、ユニホームを脱ぐと発表した。32歳の若さとあって、早期引退を惜しむ声は少なくない。

　ただ一方で、現在30歳のイングランド代表主将ハリー・ケインは、まだまだ第一線で走り続ける気満々だ。英紙『Daily Mail』によれば、「代表から身を引く考えはあるか」と問われた際に、こう答えたのだ。

「多分、それはない。イングランド代表としてのプレーをいつも誇りに思っているし、引退は考えられないね。僕は前に進み続け、限界を試したい人間なんだ。もう選ばれなくなるまで続けるだろう。イングランド代表でのプレーは、１分１秒が好きだし、すぐには終わってほしくない」

　少年時代から在籍したトッテナム・ホットスパーを離れ、今夏からバイエルン・ミュンヘンで活躍するケインはさらに、「30歳を過ぎると、みんなはもう終わりだと考え始める。でも僕はキャリアの後半戦だと思っている」と主張。具体的な野望を明かした。
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「20歳か21歳からスパーズのトップチームでプレーしていたから、最高レベルで９年か10年プレーしたことになる。あと８年か９年は同じレベルでプレーしたいね。今はただプレーを続けたい。スポーツ科学とゲームの適応方法によって、選手はより長くプレーできるようになった。30代後半までプレーすることも可能だ。僕もそうするつもりだよ。

　クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ロベルト・レバンドフスキ、ズラタン・イブラヒモビッチなど、多くのトップ選手を見ると、彼らは30歳を迎えたにもかかわらず、より良くなっている。多くのスポーツでそういう例がある」

　今年７月に30代に突入したとはいえ、まだキャリアの折り返しに過ぎない――。稀代のストライカーは、そう考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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