イングランド２部コベントリーのマーク・ロビンス監督が、新戦力の坂元達裕について語った。地元紙『Coventry Live』が伝えている。

　今月22日に27歳となる坂元は、2022年１月にセレッソ大阪からベルギーのオーステンデに移籍すると、１年半で公式戦42試合に出場。22-23シーズンにはクラブの年間MVPを受賞する活躍を見せたものの、２部降格の憂き目に遭い、今夏にコベントリーに新天地を求めた。

　シーズン開幕からおよそ２か月が経ったなか、『Coventry Live』は「東京生まれのサカモトは負傷中の右ウイングバック、ミラン・ファン・エバイクに代わってプレーしている。まだチャンピオンシップの過酷さに適応している最中で、トリッキーでエキサイティングなプレーを見せる一方で、自陣では守備の規律を少し欠いている」と評した。

　そして、ロビンス監督は１－１で引き分けた９月25日のハダースフィールド戦を受け、次のように語っている。
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「ポジションを理解する点では、まだまだこれからだと思う。もっとクロスを上げてほしい。ペナルティエリア内にボールを送れるようにならないと、彼は本当にフラストレーションが溜まってしまう。だからそれが、彼がこれから得ることになる理解なんだと思う」

　獲得時に「多才でクリエイティブな攻撃的ミッドフィルダーで、優れた技術とスピードを持っている。彼と仕事をするのを楽しみにしている」と太鼓判を押していたイングランド人指揮官は、ズバリ言語の問題にも言及。助けが必要だとし、英語の先生を大々的に募集した。

「彼は英語を勉強中で、どんどん上達している。好奇心旺盛で、質問もする。だが、彼には色々ある。違う国から来たんだ。日本人と直接会っての英語のレッスンを求めており、それが理想だ。だから新聞や記事を読んでいる人がいたら、クラブに連絡してもらえないかな」

　レスターが首位を走る２部で、コベントリーは現在14位と中位に甘んじている。坂元は持ち前の攻撃センスを爆発させ、世界最高峰プレミアリーグへの道を切り開けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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