今季のFC東京から森保ジャパンに密かに推薦したいのが、渡邊凌磨だ。攻撃的なポジションならどこでもこなし、アルベル体制下ではサイドバックを任された実績もある。状況判断が素晴らしく、アイデアも豊富。いわゆるサッカーI Qが高く、直感というよりは計算しながらプレーを組み立てるタイプに映る。
試合後の囲み会見では客観的な視点から試合を分析できたり、言語化も得意。トップ下で先発出場した10月1日のG大阪戦ではポジションに捉われず、攻守の両局面に絡んで気の利いた働きを見せていた。
なかでも、鮮やかなターンで相手を振り切った11分のフェイントはセンスを感じさせるもので、こういう選手が森保ジャパンに入ったら面白そうとの期待感を抱かせた。戦術理解度に優れた渡邊が欧州組と融合した時にどんな化学反応を示すのか。そのあたりも興味深く感じる。
言語化も得意
しかし、である。プレー強度もそこそこあり、仕掛けのセンスやフィニッシュへのアプローチも目を見張るレベルにある渡邊も、今季は決められるシーンでポストやバーに複数回嫌われている。要は、決定力が高くないのだ。
ここが、森保ジャパンに強く推せない理由である。
いわゆる精度の部分を改善できれば、もしかすると…。欧州組が過半数を占めるようになった現状で、国内組がA代表入りを叶えるのはなかなか難しいが、その壁を乗り越えて是非、代表戦のピッチに立ってほしい。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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