［J１第29節］FC東京 ３－０ G大阪／10月１日／味の素スタジアム

　Jリーグは10月１日、味の素スタジアムにてJ１第29節のFC東京対ガンバ大阪を開催。３－０で前者が勝利した。
【PHOTO】FC東京の出場16選手＆監督の採点・寸評。先制弾の原川がMOM！スコアラー、完封に貢献したCB陣、采配的中の指揮官も高く評価
　ホームチームは37分、仲川輝人のパスを受けた原川力が、ドリブル突破から右足を振ってゴールをゲットした。

　さらに、43分には、アダイウトンのロングパスに反応したディエゴ・オリヴェイラがファーストタッチで相手GK東口順昭をかわし、冷静に流し込んでリードを拡大した。

　その後も優勢に試合を進め、78分にダメ押しに成功する。途中出場の俵積田晃太がハーフライン付近からドリブルで持ち込み、相手DFをかわしてシュートを叩き込んだ。

　守備でも、最後まで得点を許さずに完封勝利。２連勝で、９位の川崎フロンターレと同勝点に迫った。一方、G大阪は２連敗、５戦未勝利で13位に後退した。
 

▼FC東京のチーム採点「6.5」
　試合序盤はG大阪の速攻に手を焼いた印象も、原川の先制点を境にゲームの流れをグッと引き寄せた。D・オリヴェイラの追加点を経て迎えた後半は前半と違って前線からの守備がハマり、最後まで決定機を与えなかった。

　G大阪の戦意を削いだという意味では、やはり43分の追加点。アダイウトンのパスに素早く反応し、優れた個人技でゴールに流し込んだD・オリヴェイラのプレーが大きかった。

　D・オリヴェイラ以外では、ボランチの一角を担った原川が素晴らしかった。セットプレーの質はもちろん、スルスルと良いタイミングで攻め上がって決めた先制弾が見事である。

　加えて、前節に続き味スタでゴールを挙げた俵積田の活躍も評価に値した。シーズン前半戦は苦しんだ時期もあった若武者が、ここから台頭・飛躍していきそうな予感がある。

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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