直接対決で躍動して以来、レアル・ソシエダの久保建英を、レアル・マドリーが再獲得するのではないかというニュースが現地スペインで後を絶たない。

　マドリーが契約解除金6000万ユーロ（約93億円）の半額で獲得できるというのも根拠のひとつだろう。もちろん、選手本人が望めば、だが。

　やや気が早すぎるが気もするが、“久保の後釜候補”まで報じられている。スペインメディア『EL GOL Degital』は、「クボは素晴らしいレベルでシーズンをスタートさせ、ヨーロッパのすべてのビッグクラブが彼を追いかけているため、（ソシエダのスポーツディレクターである）ロベルト・オラベは日本人抜きでレアル・ソシエダでの将来を準備し始めている」と伝えている。

「先週の日曜日、サンティアゴ・ベルナベウで、久保は今日最高のサッカー選手の一人としての地位を確立した。シーズン序盤の彼のプレーレベルは非常に高く、世界中のビッグクラブが彼を追っている。だからこそロベルト・オラベは、日本人のレアル・ソシエダでの時代が終わりに近づいていることを認識しているのだ」

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　記事は「ソシエダのSDは、クボの代わりを務めることができる選手を求めて市場を探索し始めた。現時点で後任を見つけるのは非常に複雑であるため、簡単なことではない。しかし、オラベにはすでに日本人選手のポジションを獲得する明確な本命がいる」と続けている。

「オラベがレアル・ソシエダの補強のためにフォローしている選手は、イ・ガンインだ。この韓国人選手は今夏にラ・リーガを去り、パリ・サンジェルマンへ移籍し、パリSGは獲得に2200万ユーロを支払った。しかし、バレンシアのユースチームで育った同選手にとって、パリでのチャレンジはまったくうまくいっていない。今シーズンこれまでのところ、カンイン・リーは２試合で133分間しかプレーしていない」

　そして、「オラベはクボが2024年夏以降、レアル・ソシエダに留まらない可能性を把握し、準備を始めている。そして、イ・ガンインはパリSGで主導的な役割を持たずにプレーを続けた場合、候補に挙がる可能性のある最良の選択肢のひとりだ」と締め括っている。

　マジョルカ時代に共闘した久保の親友であるイ・ガンインは、今夏にもソシエダからの関心が伝えられていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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