現地９月17日に開催されたラ・リーガの第５節で、好調の久保建英が牽引するレアル・ソシエダが首位レアル・マドリーとアウェーで対戦。１－２で敗れた。

　昨夏まで３年間契約を結んでいた古巣との大一番で、４－３－３の右ウイングに入った久保は、文字通り躍動。開始５分に絶妙のパスでアンデル・バレネチェアの先制点をお膳立てすると、11分にはオフサイドで取り消されたものの、強烈なミドルシュートを突き刺した。

　さらに、自陣からドリブルで持ち込んでシュートを放てば、絶妙のクロスで決定機を創出。トニ・クロースへの股抜きも話題となった。

　この圧巻のパフォーマンスにマドリーの専門メディアも脱帽の様子だ。『Diario madridista』は「クボはレアル・マドリー戦の試験に合格」と見出しを打った記事を掲載。こう伝えている。

【動画】名手クロースを翻弄した久保の股抜き→怒りのファウル？

「日本人選手はレアル・マドリーに対して素晴らしいプレーをし、マドリーのファンを魅了した。彼は白い巨人の守備陣を狂わせ、素晴らしいゴールを決めたが、最終的には取り消された。所属するレアル・ソシエダは敗れたが、クボのプレーは圧巻だった」

　同メディアは「日本人は最初の数分から試合に革命をもたらした。大きな脅威であり、最初の数分でそれを確認した」と続けている。

「タケ・クボはレアル・マドリーとサンティアゴ・ベルナベウに対し、来シーズンにも白いチームに所属できることを示す絶好の機会を手にした。そして彼は成績を残して試験に合格した。彼は常に脅威であり、ドリブルでアウトサイドとインサイドを突破し、パスを通してゴールに到達した」

　記事は「ファウルでしか彼を止めることができなかった（オーレリアン・）チュアメニや（トニ）クロースのような選手たちを絶望させた。彼のパフォーマンスは素晴らしかった」と日本代表MFを絶賛した。

　昨シーズンの対戦ではゴールを決められており、マドリーキラーになりつつある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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