あの落ち着きぶり。確かな自信があるんだろうね
[国際親善試合]日本 4-2 トルコ/9月12日/セゲカ・アレーナ
ドイツに4-1で勝った森保ジャパンが、今度はトルコに4-2で勝ち切って、今回の欧州遠征は連勝。2試合で合計8ゴール。充実の戦いぶりだったね。
トルコ戦の前半は3-1。ほぼ完璧な内容だったんじゃないかな。後半はトルコが10番のチャルハノールを入れてきたこともあり、攻勢を強めて1点差に詰め寄る。日本はちょっと間延びしたというか、ラインも下がって劣勢に回る時間帯もあったけど、伊東のPKで勝負あり。ドイツ戦と同様、強くなったなって感じたよ。
なかでも印象的だったのが、4-2-3-1の2列目左サイドで先発して、前半に2点を決めた中村だ。28分、久保のシュートのこぼれ球に素早く反応して押し込めば、36分には毎熊のクロスから冷静にフィニッシュした。
チャンスを逃さない、ここぞの決定力は見事の一言。特に2点目。簡単そうに見えるけど、けっこう難しいシュートだと思う。フリーだったとはいえ、ほとんどコースがないなか、ブロックに来た相手の股の間を狙って、キーパーの逆を突く。あの落ち着きぶりは、確かな自信があるんだろうね。
スタメン起用で結果を出した。良いアピールになったはず。ただ、左サイドのポジションを争う相手は、あの三笘だ。相当に強力なライバルだよ。
【PHOTO】日本代表のトルコ戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人が7点台の高評価。MOMは2ゴールの13番
ドイツに4-1で勝った森保ジャパンが、今度はトルコに4-2で勝ち切って、今回の欧州遠征は連勝。2試合で合計8ゴール。充実の戦いぶりだったね。
トルコ戦の前半は3-1。ほぼ完璧な内容だったんじゃないかな。後半はトルコが10番のチャルハノールを入れてきたこともあり、攻勢を強めて1点差に詰め寄る。日本はちょっと間延びしたというか、ラインも下がって劣勢に回る時間帯もあったけど、伊東のPKで勝負あり。ドイツ戦と同様、強くなったなって感じたよ。
なかでも印象的だったのが、4-2-3-1の2列目左サイドで先発して、前半に2点を決めた中村だ。28分、久保のシュートのこぼれ球に素早く反応して押し込めば、36分には毎熊のクロスから冷静にフィニッシュした。
チャンスを逃さない、ここぞの決定力は見事の一言。特に2点目。簡単そうに見えるけど、けっこう難しいシュートだと思う。フリーだったとはいえ、ほとんどコースがないなか、ブロックに来た相手の股の間を狙って、キーパーの逆を突く。あの落ち着きぶりは、確かな自信があるんだろうね。
スタメン起用で結果を出した。良いアピールになったはず。ただ、左サイドのポジションを争う相手は、あの三笘だ。相当に強力なライバルだよ。
【PHOTO】日本代表のトルコ戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人が7点台の高評価。MOMは2ゴールの13番
中村のゴール前のクオリティは申し分ない。三笘との差を詰めるには、独力での打開力をいかに高められるか、だろうね。1対1の局面で突破できるかどうか。そこがポイントになると思う。
あるいは、ジョーカーとしても面白そうだね。あれだけの決定力があるなら、限られたプレータイムでも十分に期待できる。
右サイドで絶対的存在の伊東とは、スタッド・ドゥ・ランスのチームメイト。この点も、中村にとってはアドバンテージになるはず。クラブで連係をさらに深めれば、それを代表にも持ってこれる。
左サイドを誰に託すか。森保監督を大いに悩ませるような活躍を、中村には期待したいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、51歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。
【動画】中村敬斗、トルコ戦で圧巻2発!
今の日本はちょっとしたブラジル感がある。個やグループでねじ伏せる。決定力はむしろ世界でトップレベルだ
「必要ないんじゃないか」城彰二が2026年W杯アジア予選に“国内組”のススメ!「底上げする意味でも...」
あるいは、ジョーカーとしても面白そうだね。あれだけの決定力があるなら、限られたプレータイムでも十分に期待できる。
右サイドで絶対的存在の伊東とは、スタッド・ドゥ・ランスのチームメイト。この点も、中村にとってはアドバンテージになるはず。クラブで連係をさらに深めれば、それを代表にも持ってこれる。
左サイドを誰に託すか。森保監督を大いに悩ませるような活躍を、中村には期待したいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、51歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。
【動画】中村敬斗、トルコ戦で圧巻2発!
今の日本はちょっとしたブラジル感がある。個やグループでねじ伏せる。決定力はむしろ世界でトップレベルだ
「必要ないんじゃないか」城彰二が2026年W杯アジア予選に“国内組”のススメ!「底上げする意味でも...」