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「デカい態度で帰れるように」と不敵な笑み。堂安律が強調する“必殺カウンター”の重要性。ラスト20~30分が見ものだ

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年09月07日

ここまで3試合のプレータイムは合計122分

ドイツ戦に向け、気合を入れる堂安。ジョーカー起用で勝負を決められるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地9月9日のドイツ戦に向け、4日から決戦の地・ヴォルフスブルクで調整している日本代表。活動3日目の6日も強い日差しが照りつけるなか、26人全員でトレーニングを行なった。

 この日はサイドでの複数パターンの組み立てからのシュート練習、最大6種類のビブスを使った7対7+2フリーマンの実戦形式など、より戦術的な色合いの濃い内容も盛り込まれた。

 ドイツの出方が未知数で、日本のスタメンも判断しきれない部分が大きいが、森保一監督や名波浩コーチらが取り組んでいた内容から判断すると、基本布陣は4-3-3(4-1-4-1)が有力ではないか。

 となれば、鎌田大地が新天地ラツィオと同じ左インサイドハーフでスタートから出るだろうし、左右のウイングも三笘薫(ブライトン)と伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)の先発が濃厚。3月シリーズからチームの軸を担ってきた面々が揃ってピッチに立つと見られる。

 こうしたなか、背番号10をつける堂安律(フライブルク)は2022年カタール・ワールドカップのドイツ戦同様、スーパーサブという位置づけになりそうだ。

 4-3-3の場合、堂安が入るとすれば右インサイドハーフ。だが、鎌田との横並びだと、どうしても守備力が低下する。流動的に動いてくるドイツ攻撃陣への対応を視野に入れると、森保監督は鎌田と守田英正(スポルティング)のコンビを選択するはずだ。
 
 加えて言うと、堂安自身、親知らずの痛みで今季リーグ開幕のホッフェンハイム戦でスタメンを逃してから、ここまで3試合のプレータイムは合計122分と稼働時間が短い。

「ここ最近のブンデス(リーガ)では90分出ていない試合が多いので、コンディションを含め、調子を上げていくことを今、日々の練習から意識してます」と本人も神妙な面持ちで語っていた。ならば、今回は長い時間出るよりも、持ち前の決定力をここ一番で出し切ることに集中したほうがいいはずだ。

「相手が立ち上がりから前へ前へ来るのであれば、かなり後ろは空いてくると思います。ブンデスの傾向も同じで、ラスト20~30分はかなりオープン展開になる試合も多い。ワールドカップの時のドイツもそうでしたし、自分が出た時間帯はかなり空いていた。そこがチャンスになると思うので、そこまでに0-0、もしくは悪くても0-1でゲームを進めることが必要になってきますね」

 堂安自身も前回同様、後半勝負になると分析している。そこでフィニッシャーとしての役割を全うすれば、彼の価値も上がるし、日本も勝利に近づく。「試合を決める男」になるべく、まずは個人の状態を引き上げていくべきだ。

 実際、終盤の時間帯に日本が「必殺カウンター」をお見舞いすれば、ドイツが大きなダメージを受けるのは間違いない。ハンス・フリック体制の崩壊危機に瀕しているドイツは、序盤から凄まじい勢いで攻めてくるだろうから、終盤になれば明らかに体力が落ちる。そこで矢のような攻撃を繰り出せば、効果絶大なのだ。

【PHOTO】久保建英、伊東純也らも本格合流!ドイツ戦に向けより実戦的なトレーニングを行なった日本代表!
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