９月３日、J１の神戸は元スペイン代表MFフアン・マタの獲得を発表した。背番号は64。

　マタはスペインのバレンシアやイングランドのチェルシーなどで活躍し、マンチェスター・ユナイテッドでは香川真司（現・C大阪）とも共演。スペイン代表としては2010年の南アフリカ・ワールドカップ、2012年のEUROで優勝も経験した。

　昨季はトルコのガラタサライでプレーしたが、今年７月に退団を発表。新天地を探していた状況で、日本でのプレーを選択した。
 

　今季、首位争いを演じている神戸では、マタとともにスペイン代表でプレーしたアンドレス・イニエスタや、同じスペイン出身のセルジ・サンペールが７月に退団。さらに先日の試合では欠かせないアンカーだった齊藤未月が重傷を負い、中盤の枚数が限られていた。

　なお、神戸は前日の９月２日にはハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイの獲得も発表。悲願のリーグ初制覇へふたりの助っ人をチームに加えることに成功している。

　マタ加入の前日、３－０と快勝した川崎戦後に、C大阪の香川真司は「神戸にとって貴重な戦力になると思うし、彼の人間性を含めて、プレーヤーとしても、経験値も、こういう時期に取ったのは大きい選手」と話し、「ちょうど試合前に連絡をもらって、神戸に今いるみたいなので、またタイミングが合えば、コミュニケーションを取って会えればいいなと思います」と明かしていた。

　ヨーロッパでも魅せたテクニシャンが、Ｊリーグのピッチをどう彩るのか楽しみだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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