前半は素晴らしいサッカーを見せる
[J1第25節]川崎2-2札幌/8月26日/等々力陸上競技場
試合後の恒例の監督会見。「残念ではありますが、札幌がアウェーの川崎で2-2の引き分けという結果はある意味、良い成果と言って良いかもしれません」と振り返ったのは、ミシャこと札幌のペトロヴィッチ監督だ。
前半は自慢のマンマーク戦術で川崎を押し込み、敵陣でのプレー時間を大いに増やした。45分を終えて2点のリード。3連敗中の川崎が後ろ向きのプレーが多すぎたとも言えるが、札幌は素晴らしいパフォーマンスを見せたと言えるだろう。
しかし、後半、ひとつのプレーが流れを大きく変えた。53分、左サイドからドリブル突破を図った川崎のウイング、マルシーニョと札幌DF岡村大八が交錯。マルシーニョは体勢を立て直しかけたところで倒れ、一度はノーファールと判定されるも、その後にVARが介入。オンフィールドレビューを経て、決定機の阻止(ドグソ)とジャッジされ、岡村は退場。札幌はその後の連続失点で2-2に追いつかれた。
「レフェリーの判定が試合の展開を大きく左右する結果になりましたが、やはり試合はサポーターが見て楽しむものであり、レフェリーが主役になるものではないと思っています。判定がどうかというのは今後、議論されるものだと思いますが、私自身は納得のいくものではなかったと思います。」
そして「ひとり少ない中で選手たちはしっかり戦ってくれたと感じます」としつつ、ペトロヴィッチ監督は約10分に渡ってメッセージを送った。
「我々、札幌は皆さんもご存知かもしれませんが、『ジャッジリプレイ』に度々登場していますが、今回のゲームで8回目の登場になるのではないかと思います。我々は際どいシーンの判定があるゲームが多い。どちらかと言うと、自分たちが、俗にいう不利になる判定をされていることも過去にはあったんじゃないかなと感じます」
試合後の恒例の監督会見。「残念ではありますが、札幌がアウェーの川崎で2-2の引き分けという結果はある意味、良い成果と言って良いかもしれません」と振り返ったのは、ミシャこと札幌のペトロヴィッチ監督だ。
前半は自慢のマンマーク戦術で川崎を押し込み、敵陣でのプレー時間を大いに増やした。45分を終えて2点のリード。3連敗中の川崎が後ろ向きのプレーが多すぎたとも言えるが、札幌は素晴らしいパフォーマンスを見せたと言えるだろう。
しかし、後半、ひとつのプレーが流れを大きく変えた。53分、左サイドからドリブル突破を図った川崎のウイング、マルシーニョと札幌DF岡村大八が交錯。マルシーニョは体勢を立て直しかけたところで倒れ、一度はノーファールと判定されるも、その後にVARが介入。オンフィールドレビューを経て、決定機の阻止(ドグソ)とジャッジされ、岡村は退場。札幌はその後の連続失点で2-2に追いつかれた。
「レフェリーの判定が試合の展開を大きく左右する結果になりましたが、やはり試合はサポーターが見て楽しむものであり、レフェリーが主役になるものではないと思っています。判定がどうかというのは今後、議論されるものだと思いますが、私自身は納得のいくものではなかったと思います。」
そして「ひとり少ない中で選手たちはしっかり戦ってくれたと感じます」としつつ、ペトロヴィッチ監督は約10分に渡ってメッセージを送った。
「我々、札幌は皆さんもご存知かもしれませんが、『ジャッジリプレイ』に度々登場していますが、今回のゲームで8回目の登場になるのではないかと思います。我々は際どいシーンの判定があるゲームが多い。どちらかと言うと、自分たちが、俗にいう不利になる判定をされていることも過去にはあったんじゃないかなと感じます」
そして川崎戦後にはレフェリーとこんなやり取りがあったことも明かした。
「試合のあとにはこういうことがありました。皆さんはどう思うでしょうか。試合が終わってレフェリーとともにメインスタンドの下に降りましたが、その時にサポーターの方々が拍手を送りました。私も同じくレフェリーへブラボーと拍手を送りました。
すると階段を降りたところでレフェリーから『あなたの拍手は私を侮辱している拍手。報告書に書かせていただきます』と言われました。ではレフェリーは、拍手を送ったサポーターの方々も侮辱したと捉えるのでしょうか。川崎のサポーターの方が拍手をする。私も拍手をする。同じ拍手をしたなかで、どういう風に捉えるかはその人次第なのでしょうか」
そしてこうメッセージを送った。
「日本のサッカー界に私も長くいますし、2006年から仕事をさせてもらっていますが、日本のサッカーは大きく発展し、素晴らしく成長したと思います。ただ、こういった試合のあとに言いたくなるのは、判定のところもはもっと改善していただきたいという想いがあります」
約10分のスピーチの後は、時間の都合で質疑応答はなし。長く話しすぎてしまったと謝罪しながら、指揮官は会見場を後にした。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「試合のあとにはこういうことがありました。皆さんはどう思うでしょうか。試合が終わってレフェリーとともにメインスタンドの下に降りましたが、その時にサポーターの方々が拍手を送りました。私も同じくレフェリーへブラボーと拍手を送りました。
すると階段を降りたところでレフェリーから『あなたの拍手は私を侮辱している拍手。報告書に書かせていただきます』と言われました。ではレフェリーは、拍手を送ったサポーターの方々も侮辱したと捉えるのでしょうか。川崎のサポーターの方が拍手をする。私も拍手をする。同じ拍手をしたなかで、どういう風に捉えるかはその人次第なのでしょうか」
そしてこうメッセージを送った。
「日本のサッカー界に私も長くいますし、2006年から仕事をさせてもらっていますが、日本のサッカーは大きく発展し、素晴らしく成長したと思います。ただ、こういった試合のあとに言いたくなるのは、判定のところもはもっと改善していただきたいという想いがあります」
約10分のスピーチの後は、時間の都合で質疑応答はなし。長く話しすぎてしまったと謝罪しながら、指揮官は会見場を後にした。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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