プレミアリーグ開幕は目前だ。不本意な１年半を経て、アーセナルでの３年目に懸ける想いも強いだろう。一方で、守備の国の強豪は、冨安健洋の状況を注視し続けているようだ。

　インテルは先日から日本代表DFへの関心が報じられている。昨季でミラン・シュクリニアルとダニーロ・ダンブロージオが契約満了により退団。若手ヤン・ビセックを獲得したものの、右CBの補強を狙っていると言われてきた。

　周知のように、冨安にはすでにイタリアで活躍した実績がある。ボローニャ時代に最終ラインのすべてのポジションをハイレベルにこなし、その万能性が高く評価されているのだ。

『Gazzetta dello Sport』紙は８月８日、インテルの補強候補に挙がっているのは５人と報じた。冨安とトレボ・チャロバー（チェルシー）、メリフ・デミラル（アタランタ）、チアゴ・ジャロ（リール）、ジャフェット・タンガンガ（トッテナム）だ。中でも冨安とチャロバーが現時点で「最もホットな」候補たちという。

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　チャロバーについて、チェルシーがレンタルを認めず、移籍金も下げていないものの、選手本人はインテル移籍を望んでいるとした同紙は、「もうひとりの有力な候補で、評価が高まっているのが、元ボローニャのトミヤスだ」と伝えている。

「移籍形態が肝なのは変わらない。アーセナルはレンタルの可能性に壁をつくったままで、設定される価格は手が出せないものであることに変わらない。チェルシーがチャロバーに求めているのとだいたい同じだ。だが、ここでもインテルへの貴重なアシストは選手から寄せられるかもしれない。彼はイタリアに戻ることを悪く思っていないようだ」

　Gazzetta dello Sport紙は、「どちらに関しても状況は流動的なままで、インテルは突破口を待っている」と続けた。冨安本人はアーセナルでの完全復活やチャンピオンズリーグ挑戦に意気込んでいる様子だ。ただ、移籍市場は終了するまで何があるか分からないだけに、進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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