［インターハイ準決勝］ 日大藤沢１－３明秀日立／８月３日／カムイの杜公園多目的運動広場A
　
　明秀日立（茨城）は、８月３日にインターハイの準決勝で日大藤沢（神奈川）と対戦し、３－１で勝利。チーム初の決勝進出を決めた一戦で、FW熊﨑瑛太が２ゴールを決めた。

　１－０とリードして迎えた前半29分、柴田健成のクロスに頭で合わせてゴールにねじ込む。さらに、１点を返された５分後の後半８分には、ゴール前の混戦からこぼれ球に反応して押し込んだ。

　試合後に萬場努監督は、「取り方が熊﨑らしい。華やかじゃない。常に相手とぶつかってボールをキープしたり、献身的に追っかけるのが、彼の特徴。豪快なシュートというよりは、少しでも触って入れるとか、詰めるとか。大事なところで取ってきてくれたので、活躍したのは大きい」と称えた。

　今大会、熊﨑は準々決勝までノーゴールだった。本人は「今までゴールを奪えていなかったので、準決勝という舞台で得点を取れたのは良かったです」と喜んだ。

　自身の１点目は、相手GKのファンブルもあったため「キーパーのミスも少しありましたけど、献身的に自分が頑張った結果だと信じています」と控えめに振り返る。１点差に詰め寄られた状況で相手を突き放した２点目については、胸を張った。
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「泥臭い自分らしいゴールだったと思います。ああいう時にどんな形でも決められたのは、チームとしても大事です。２－０から（１点差に）追いつかれて決められたのは、チームとしても士気も上がったと思います」

　これぞストライカーと言えるような、鋭い得点感覚を発揮して決めたが、「何も考えていなかったというか、本能的に反応して突っ込んだ結果でした」と明かす。

　桐光学園と激突する決勝戦に向けては、「本当に全国の決勝という舞台で戦えるのは楽しみ。そのなかで、自分がどれだけできるか、ゴールを奪えるか、すごく楽しみです。１分１秒を無駄にしないように、優勝を目ざして頑張ります」と意気込んだ。

　過去の対戦では得点を決めていると明かし、大一番を前に「（得点を）決めます」と笑った。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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