第103回天皇杯は７月12日、３回戦の16試合が各地で開催された。

　J２で首位に立つFC町田ゼルビアは、ホームでJ１で１位の横浜F・マリノスと対戦。５分、高い位置で宇野禅斗がボールを奪うと、こぼれ球に反応したミッチェル・デュークが右足で流し込み先制する。

　さらに、45＋４分に布施谷翔のループシュートで追加点を挙げると、後半には平河悠が67分と79分に決めたゴールで突き放す。84分に失点したものの、４－１で快勝した。

　２回戦でガンバ大阪を破ったJFLの高知ユナイテッドSCは、横浜FCと対戦。56分に高野裕維が奪った得点を守り切って１－０で勝利。２試合続けてJ１勢を下した。

　また、栃木SCはサンフレッチェ広島に２－０、ロアッソ熊本はサガン鳥栖に延長戦の末に４－３、前回王者のヴァンフォーレ甲府は鹿島アントラーズに１－１、PK戦11－10で、いずれもJ２勢がJ１のチームに勝利した。

　なお、カターレ富山対アルビレックス新潟は３－２で後者がリードしていたが、落雷のため延長前半終了時点での中断後に中止となった。新潟は公式ホームページで「再試合などにつきましては、決定次第、改めてお知らせいたします」とコメントしている。

　次のステージとなるラウンド16は、８月2日に開催予定だ。
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　天皇杯３回戦の結果は以下の通り。

横浜F・マリノス（J１） １－４ ＦＣ町田ゼルビア（J２）
カターレ富山（富山代表） 中止 アルビレックス新潟（J１）
名古屋グランパス（J１） １（５PK４）１ ベガルタ仙台（J２）
浦和レッズ（J１） １－０ モンテディオ山形（J２）
鹿島アントラーズ（J１） １（10PK11）１ ヴァンフォーレ甲府（J２）
ヴィッセル神戸（J１） ５－２ ジュビロ磐田（J２）
セレッソ大阪（J１） ３－１ 大宮アルディージャ（J２）
湘南ベルマーレ（J１） ２－０ ファジアーノ岡山（J２）
川崎フロンターレ（J１） ２－１ 水戸ホーリーホック（J２）
高知ユナイテッドSC（高知代表） １－０ 横浜ＦＣ（J１）
柏レイソル（J１） ２－０ 徳島ヴォルティス（J２）
北海道コンサドーレ札幌（J１） ５－２ ヴェルスパ大分（大分代表）
サンフレッチェ広島（J１） ０－２ 栃木ＳＣ（J２）
アビスパ福岡（J１） ２－１ FC岐阜（岐阜代表）
FC東京（J１） １（９PK８）１ 東京ヴェルディ（J２）
サガン鳥栖（J１） ３－４ ロアッソ熊本（J２）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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