ヴィッセル神戸の扇原貴宏と酒井高徳が、2012年ロンドン・オリンピックのスペイン戦を回想した。所属するマネジメント会社『UDN SPORTS』の公式インスタグラムで、対談の模様が公開されている。

　ともに1991年生まれの２人が出場したロンドン五輪で、日本は優勝候補のスペインを初戦で１－０と撃破。大金星を挙げると、モロッコに１－０、ホンジュラスに０－０でグループステージを首位で通過する。

　準々決勝もエジプトに３－０で快勝したものの、準決勝でメキシコに１－３で敗戦。３位決定戦でも韓国に０－２で屈し、44年ぶりのメダルを逃した。

　世界にインパクトを与えたスペイン戦について、酒井が「メンツえぐかったもんな」「全ポジション、ほぼ知ってるやつ」と振り返ると、扇原は「（ファン・）マタ、ジョルディ・アルバ、（ダビド・）デ・へア、（酒井が『マルティネス』と言うと）ハビ・マルティネス」と豪華な面々を列挙。「（イニゴ・マルティネスが退場して）10人でもボール取られなかったもん」と回顧した。

【動画】扇原が絶妙アシスト！スペインから奪った決勝弾

「人生で一番緊張した」というそのスペイン戦に先発した扇原には、とくに印象に残っている選手がいたようだ。

「デ・へアが凄すぎた。東（慶悟）くんが結構いいシュート打って、絶対入ったと思った。『それ触るんだ』って。ヨーロッパのキーパーってすごいなと思った。デ・ヘアまじ焦ったな」

　当時からマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた守護神に衝撃を受けたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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