アンジェ・ポステコグルー監督が退任してトッテナムに向かい、ブレンダン・ロジャース監督が就任したセルティックは、主力選手の去就が注目されている。旗手怜央もそのひとりだ。

　だが、国内３冠を達成し、ここ２シーズンのスコットランドで圧倒的な強さを誇った主力メンバーの残留を新監督が望むのは当然だろう。そして旗手がセルティックに残れば、ロジャースはレスター時代の主力のような貢献に期待できるかもしれない。

『FOOTBALLFANCAST』は６月21日、「ハタテはロジャースの新たなティーレマンスになれるかもしれない」と題した記事で、旗手が新監督にとってベルギー代表のユーリ・ティーレマンスのような存在になり得ると報じた。

　同メディアは「ロジャースはレスターで何人かの素晴らしい選手と仕事したが、すでにティーレマンスの次のバージョンを手にしているかもしれない。セルティック中盤の現在のスターのひとり、レオ・ハタテだ」と伝えている。

「日本代表は卓越した８番で、ポゼッションの有無にかかわらずインパクトを残せる。ティーレマンスのベストを引き出せた新監督の下で活躍するかもしれない」

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　さらに、FOOTBALLFANCASTは「（ティーレマンスは）『Sofascore』のレーティングが7.08で、６得点を記録。キーパスが１試合平均1.2本だった。守備でも１試合平均のタックルとインターセプトが３本、デュエル成功率は51％だ。（旗手は）レーティングが7.23で６得点。キーパスが平均1.3本。デュエル成功率は57％、平均のタックルとインターセプトが1.5回だった」と続けている。

「これらの数字は、彼らが似たMFであることを示している。どちらもフィジカルの勝負で優位に立て、ボールを持ったときにゴールやチャンスメークのクオリティがある。次のティーレマンスを加えるのに、ロジャースが3000万ポンド（約49億5000万円）の補強資金を一切使う必要はない」

　2022－23シーズンの旗手は、古橋亨梧が受賞した年間最優秀選手賞で最終候補にノミネートされるなど、見事な活躍で評価を高めた。ロジャースの下でさらなる飛躍を目指すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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