［キリンチャレンジカップ］日本 ４－１ ペルー／６月20日／パナソニックスタジアム吹田

　日本代表は６月20日、パナソニックスタジアム吹田でペルー代表と対戦。22分に伊藤洋輝の強烈なシュートで先制すると、37分に三笘薫、 63分に伊東純也、75分に前田大然が得点を重ねる。83分に１点を返されたが、４－１で南米の難敵相手に快勝した。

　３月シリーズではウルグアイに１－１と引き分け、コロンビアに１－２で敗戦と未勝利だったが、６月シリーズでは６－０で大勝した先のエルサルバドル戦に続き、複数得点で連勝した。
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　ペルー戦を終えて森保一監督は、「３月からチームの課題が出たなか、どうやって修正して戦うかを選手、スタッフがしっかり考え、チームとして試合に取り組み、やるべきコンセプトを共有して戦えた」とし、チームの進歩に手応えを掴んだという。
 

　特に、収穫として挙げたのは得点力だ。

「（ペルー戦では）４得点が結果として出た。選手がゴールを目ざし、積極的にチャレンジしてくれた。まだまだチャンスの回数は増やせるし、チャンスを決めきる部分など、満足せずに上を目ざしてやれればと思う」と笑みをこぼす。

　さらに、今回の２試合で１トップで先発させた上田綺世、古橋亨梧らがそれぞれゴールを記録した。

「６月シリーズで先発した上田、古橋と、２人とも今季の欧州で結果を残した。他の選手も結果を残しているが、彼らは違いを見せている」と先発で送り出したふたりへの信頼を滲ませる。

　一方で、「完全に（メンバー選考が）固まっているということはない。まだまだ良い選手はいる。チームを勝たせてくれる、得点を奪える選手は幅広く見ていきたい。結果だけで判断するわけではないが、得点の部分はもちろん評価して今後も招集につなげたい」と、さらなる競争を示唆した。

　セルティックで27ゴールを挙げた古橋や、サークル・ブルージュで22得点をマークした上田らが、所属クラブでの活躍のまま、日本代表でもエースストライカーとなるのか。それとも、新たな人材が台頭してくるのか。

　第二次森保ジャパンのFW争いにも注目だ。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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