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森保J、インサイドハーフの最適解。新たな組み合わせで鎌田大地にどんな化学反応が起きるか楽しみ

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年06月19日

鎌田と旗手がスタメンか

ペルー戦は先発が予想される鎌田。代表では約9か月ぶりとなるゴールにも期待だ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表・6月シリーズの2戦目、20日のペルー戦が迫ってきた。15日のエルサルバドル戦のあと、チームは大阪へ移動して調整を続けているが、森保一監督は次戦も4-3-3を継続する意向のようだ。

 そこで1つのカギとなるのが、インサイドハーフの組み合わせだろう。

 エルサルバドル戦は堂安律(フライブルク)・旗手怜央(セルティック)のコンビでスタートして、65分からは川辺駿(グラスホッパー)・旗手という顔ぶれに変化した。

「僕があそこで使われている理由はゴール」と堂安も強調する通り、彼が入った前者のほうが得点への迫力をより出せる印象が強い。ご存じの通り、堂安は右FWの久保建英(レアル・ソシエダ)と入れ替わりながらゴールに向かっていく仕事を得意としており、左の旗手は少しバランスを見つつ、三笘薫(ブライトン)を活かす意識を持って動ける。そのバランスを指揮官も確認したかったのだろう。

 後者の組み合わせになってからは、川辺が堂安よりゲームメイクを得意とする選手ということで、左寄りの攻めがやや増えた。相手がペースダウンしたこともあるが、旗手がペナルティエリア内に入り込む回数も多くなり、持ち前の推進力がより発揮されたと言える。

 このテストを踏まえ、指揮官は次のペルー戦では鎌田大地(フランクフルト)と旗手という新たな組み合わせを頭から送り出す構えだ。18日の練習時に行なわれた紅白戦でも、アンカー遠藤航(シュツットガルト)の前に2人が並び、攻守両面でアグレッシブさを出そうという強い意欲が感じられた。
 
 鎌田と旗手がインサイドハーフで共闘するのは、もちろん初めて。「怜央のほうが組み立てとか僕よりも優れてる部分があると思うし、自分はある程度、上手くそういうところを任せながら、ゴール前に顔を出したりしたい」と鎌田も具体的なイメージを語っていた。

 確かに、攻守両面でハードワークができる旗手が横にいれば、鎌田はフランクフルトで今季前半戦に託されていたフィニッシャー的な役割をよりこなせるだろう。守備負担を軽減してもらったうえで、攻めに比重を置けるのは、彼にとっては理想的。昨年9月のアメリカ戦以来のゴールも見えてきそうだ。

 さらに18日の紅白戦のラストには、鎌田と川辺の新コンビも試された。彼らが代表で一緒にプレーしたのは、2021年6月のタジキスタン戦、キルギス戦の後半45分間だけ。この時は鎌田がトップ下、川辺がダブルボランチの一角で、インサイドハーフで並んだわけではなかった。その意味で、全く新しい関係性の構築に挑むことになる。

 川辺の場合は旗手以上にゲームメイクを得意とする選手。鎌田がもっともっと前へ出ていく形が増えるかもしれない。もちろんペルーの出方にもよるが、お互いが良いバランスを取り「活かし・活かされるスタイル」を見出せれば、日本代表にとっても大きなプラスとなるはずだ。

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