［キリンチャレンジカップ］日本 ６－０ エルサルバドル／６月15日／豊田スタジアム

　日本代表は６月15日、エルサルバドル代表と対戦。開始１分で谷口彰悟が先制点を奪うと、３分には上田綺世がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。ファウルした相手選手は一発レッドで退場になり、数的優位のなかで、次々と追加点を重ね、６－０で快勝した。

　そんな試合で古橋亨梧が、途中出場ながら１ゴールを記録し、確かな存在感を示した。

「試合に出ればゴールを奪えるイメージをしていた」というストライカーは、ベンチから戦況を見つめながら、相手の最終ラインを分析。

　65分にピッチへ投入されると、精力的に動き回り前線を活性化。直後の66分には、相馬勇紀のグラウンダーのボールを受けてシュートに持ち込むが、これは相手DFに当たってしまう。それでも73分、右サイドの相馬からの鋭いクロスに反応し、ヘディングでネットを揺らしてチームの６点目をゲットした。
 

　古橋は、「この一年磨いてきた」というオフ・ザ・ボールの駆け引きや、死角での鋭い動き出しで相手を翻弄。最後はペナルティエリア内でクルリと一回転してマーカーを剥がすと、ドンピシャヘッドをお見舞いした。

「あの形は練習していたので、ゴールを決められて本当に良かった」と安堵の表情を浮かべ、「自信になると思う」と語った。

　2019年11月のベネズエラ戦で代表デビューした古橋は、その後も継続して代表に招集されたが、カタール・ワールドカップのアジア最終予選では６試合に出場し、無得点に終わるなど、代表では得点力を生かしきれず、W杯の登録メンバーからは外れてしまった。

　しかし、その間もヴィッセル神戸からスコットランドのセルティックへ移籍するなどステップアップを続け、海外２年目の今季は公式戦34ゴールを記録。リーグ戦で得点王に輝くなど、確かな実績を積み上げた。

　フィニッシャーとしての精度を高める古橋は、森保ジャパンでもその真価を発揮し続けられるか。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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