日本代表は6月15日、キリンチャレンジカップでエルサルバドル代表と豊田スタジアムで対戦。開始1分で谷口彰悟(アル・ラーヤン)が奪うなど、序盤から格下を圧倒し続け、6―0で大勝を収めた。
この一戦でデビューを飾ったのが、伊藤敦樹(浦和レッズ)だ。前日に体調不良で離脱した川村拓夢(サンフレッチェ広島)に代わって急遽初招集されていたボランチを本職とする24歳は、76分に守田英正(スポルティング)との交代で、そのままアンカーのポジションへ。本人は怒涛の日々をこう振り返る。
「昨日の(浦和の)練習が終わって、家に帰って、そしたら追加招集されたよって電話が来て。そっから慌てて準備して、1回クラブハウスに行ってみんなに挨拶して、そのまま大宮に行って(新幹線に乗って)、ホテルに着いたらみんなが練習から帰ってくるタイミングと一緒ぐらいで。夕食から合流して、そこで挨拶してって感じです。
電話が来た時は、正直びっくりしました。まあでも、今までのチームでのプレーが評価されて今この立場にいれると思っているので、それは本当に嬉しいです」
声が掛かったのは、すでに6―0となって迎えた終盤。大勢が決まっていたなかで、心の準備はできていたようだ。
「準備はしてましたし、展開もあったんで、チャンスあるかなと思っていました。アンカーでの出場で少し難しさもありましたけど、まずはデビューできたことが、本当に良かったです。
バランス取ることを意識してやっていて、『前出てっていいよ』って言われてたんですけど、ちょっと行けなかったですね。また明日の練習からしっかりアピールして、次のペルー戦のチャンスを貰えれば、もっともっと自分の良さだったり、思いっきりやって、今回だけじゃなく、継続的に呼ばれるようになっていきたいです」
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強烈なインパクトを残した広島戦で森保監督が視察の縁も
先月31日の広島戦では、日本代表の森保一監督が視察する前で、後半アディショナルタイムの決勝点を含む、1ゴール・1アシストと強烈なインパクトを残した。
「そうですね、あそこのイメージは大きかったと思います。離脱したのが川村選手だったなかで、あの試合を森保さんが見に来てて、そこのいいイメージがあったのかなと」
今シーズンは浦和の一員として、アジア・チャンピオンズリーグ制覇も果たした。ただ、まだまだ通過点に過ぎない。
「順調なキャリアを歩んでいると思っています。でも、浦和レッズに入って、地道ですけど結果を出し続けてきて今があるので...本当にここで満足することなく、この日本代表で1試合出れたってことで終わりにならないように、もっともっと上を目ざしていきたい」
今回の活動で話をしてみたい選手を尋ねると、「守田選手や遠藤(航)選手は同じポジションですし、明日の練習から色んなものを吸収できたら」と語った伊藤。唯一無二の濃密な経験を経て、キャリアをさらに加速させる。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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今シーズンは浦和の一員として、アジア・チャンピオンズリーグ制覇も果たした。ただ、まだまだ通過点に過ぎない。
「順調なキャリアを歩んでいると思っています。でも、浦和レッズに入って、地道ですけど結果を出し続けてきて今があるので...本当にここで満足することなく、この日本代表で1試合出れたってことで終わりにならないように、もっともっと上を目ざしていきたい」
今回の活動で話をしてみたい選手を尋ねると、「守田選手や遠藤(航)選手は同じポジションですし、明日の練習から色んなものを吸収できたら」と語った伊藤。唯一無二の濃密な経験を経て、キャリアをさらに加速させる。
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