チャンピオンズリーグ決勝が迫るなか、イタリアのメディアはインテルが対戦するマンチェスター・シティの分析を続けている。ジョゼップ・グアルディオラ監督の“思考”を読み解くのもそのひとつだ。
当然、かつてペップの指導を受けた選手の意見も参考になる。『Gazzetta dello Sport』紙がインタビューしたのは、バルセロナ黄金期を知るボージャン・クルキッチだ。
当時のバルセロナについて、ボージャンは「今でも当時の我々のことは分からない」と話した。
「ロッカールーム、システム、グループ、レオ（リオネル・メッシ）。彼はレジェンドだ。我々は説明できないこと、完璧以上だったんだ。完璧こそ、あのバルセロナを説明するのに最適の言葉かもね」
若くしてバルセロナで頭角を現し、メッシの後継者となり得る存在として絶賛されたボージャンだが、その後世界を転々とすることになったのは周知のとおり。彼がプレーした国のひとつが日本だ。
「自分自身のことをすごく考えた」
日本については、「日本人はオープンマインドで、仕事への注意の仕方も違う。自分にとっては世界への窓のようだった」と振り返っている。
「結果がすべてではなく、ほかじゃなくて自分のことを見なければいけない時があると学んだ。自分自身のことをすごく考えたよ」
ヴィッセル神戸でのプレーを最後に、32歳の若さで引退したボージャンだが、「悔いはないのか？」との質問に「まったくない」と答えた。
「自分は恵まれていた。そしていつも心で選んできたんだ」
早くにスパイクを脱いだボージャンだが、「将来はサッカー界に残るのか」との問いに「もちろん」と答えている。
「スポーツディレクターになるコースを受講した。監督ライセンスのコースも始めるところだよ」
サッカー界で様々な経験をしてきたボージャンは、後進にどんなことを伝えていけるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】ボージャンの日本観光満喫＆神戸同僚との再会ショット！
【PHOTO】スタジアムを華やかに彩るヴィッセルセレイアを特集！
「結果がすべてではなく、ほかじゃなくて自分のことを見なければいけない時があると学んだ。自分自身のことをすごく考えたよ」
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「自分は恵まれていた。そしていつも心で選んできたんだ」
早くにスパイクを脱いだボージャンだが、「将来はサッカー界に残るのか」との問いに「もちろん」と答えている。
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