鹿島アントラーズは6月4日に敵地で浦和レッズと対戦し、0-0のドローに終わった。前半は主導権を握ってゴール前まで迫るも得点を奪えず、逆に後半は浦和に攻め込まれる時間帯が続いたが、最低限の勝点1を持ち帰った。
無失点に大きく貢献したのが鹿島GKの早川友基だ。90+2分には、浦和FWのホセ・カンテに決定的なヘディングシュートを打たれるも、ファインセーブでピンチを凌いだ。試合後、早川はセーブの場面について「相手の身体の向きを見て、冷静に処理できた。苦しい時間帯が続いたが、ディフェンス陣全員が集中を切らさず、最後まで身体を張っていた。最低限の仕事はできたと思う」と胸を張る。
早川はボールを握る時間帯が多かった前半には、相手のプレスをものともせずにボランチに縦パスを通すなど、ビルドアップでも貢献。そのビルドアップについて、「練習でも色々な形を試していて、味方との意思疎通も高まってきている。試合中には相手のプレスの出方によって細かく繋ぐのか、大きく蹴るのかという判断を臨機応変にしている。今日の相手には比較的、自信を持って繋ぐことができた」。
【PHOTO】初夏の風薫る鹿島の夜空に、弾むロールと声援。王座奪還に燃える鹿島アントラーズサポーター、此処にあり!