日本代表MFの鎌田大地のビッグクラブ移籍が、いよいよ迫っているようだ。

　鎌田は今シーズン限りでフランクフルトとの契約が満了を迎え、契約延長オファーを拒否して退団が決定。ここ数か月は新天地としてミラン、ドルトムント、アトレティコ・マドリー、ベンフィカ、バルセロナ、リバプールなど複数の候補が取り沙汰されてきた。

　中でも最有力とされていたのがミランで、すでに口頭合意しているとの現地報道もあった。そして現地時間５月28日、ミランがセリエA37節でユベントスを１－０で撃破。セリエA４位が確定し、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を得たことで、ミラン側が新シーズンに向けた本格的な準備を進めることが可能になった。
 

　この状況を受けて、移籍市場のエキスパートとして知られる『スカイ・イタリア』のジャンルカ・ディ・マルツィオ記者の専門サイトは同日、以下のように報じた。

「ミランは鎌田大地を視野に入れた。ドイツの『SPORT 1』のジャーナリスト、パトリック・ベルガーが報じた通り、ミランは保留を解消し、獲得を決定した。日本人選手はしばらく前にミランを選択しており、移籍金ゼロのフリーエージェントとして５年契約に署名するだろう。ミランはドルトムントを含め多くのクラブとの競争を制するべく動いている」

　さらに、「ミランは契約を形式化する準備ができている。経営陣は選手の状況と獲得の可能性を評価・調査し、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した今、結婚を認可する予定だ。鎌田は数年前にジェノアと接近したが、結局はまとまらなかった。彼にとってはセリエA参戦の絶好の機会となる」と続けた。

　また、同じ『スカイ・イタリア』のファブリツィオ・ロマーノ記者は、「すべてが計画通りにいけば、１週間以内にメディカルチェックを受ける」とツイッターで報じている。

　鎌田のビッグクラブ移籍は刻一刻と迫っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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