ミスの連鎖も。まさに泥沼
ガンバ大阪が苦境に陥っている。14試合を消化し、1勝4分9敗。目下5連敗中で最下位に沈む。西の雄は巻き返せるのか。報知新聞社の金川誉記者に見解をうかがった。
――◆――◆――
G大阪、そしてダニエル・ポヤトス監督のロマンチックなチャレンジが、いよいよ限界点に近づいてきた。
14試合を終えてわずか1勝。クラブが掲げる『攻守に主導権を握る魅力的なサッカーで勝利を追求する』というスタイル構築に向け、開幕から主導権を握って攻める戦いを一貫してきたが、クラブは歴史的な低迷を続けている。
ポヤトス監督は「スペースを支配する」ことに重きを置く。ボールを握り、選手の立ち位置で相手陣内にスペースを作り出し、その場所に共通理解のもとにボールを送ってチャンスを作る。
文章にすれば簡単だが、これを敵のプレッシャーを受けるなかで実行する作業は、決して簡単ではない。それでもシーズン序盤は確かに変化の芽は見えていた。
しかし結果が出ないなかで、数々の問題点が浮き彫りになった。ボールを支配してもゴール前では迫力と精度を欠き、カウンターやセットプレー、自陣でのミスなどで重ねた失点はすでに30を数える。
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G大阪、そしてダニエル・ポヤトス監督のロマンチックなチャレンジが、いよいよ限界点に近づいてきた。
14試合を終えてわずか1勝。クラブが掲げる『攻守に主導権を握る魅力的なサッカーで勝利を追求する』というスタイル構築に向け、開幕から主導権を握って攻める戦いを一貫してきたが、クラブは歴史的な低迷を続けている。
ポヤトス監督は「スペースを支配する」ことに重きを置く。ボールを握り、選手の立ち位置で相手陣内にスペースを作り出し、その場所に共通理解のもとにボールを送ってチャンスを作る。
文章にすれば簡単だが、これを敵のプレッシャーを受けるなかで実行する作業は、決して簡単ではない。それでもシーズン序盤は確かに変化の芽は見えていた。
しかし結果が出ないなかで、数々の問題点が浮き彫りになった。ボールを支配してもゴール前では迫力と精度を欠き、カウンターやセットプレー、自陣でのミスなどで重ねた失点はすでに30を数える。
「試合をコントロールできていたが……」と毎試合のようにポヤトス監督は苦渋の表情を浮かべる。勝てないことで生じた迷いはプレーから鋭さを奪い、判断の遅れ、さらにミスの連鎖も招く。まさに泥沼だ。
それでも指揮官は、自身の考えを貫こうとしている。それは契約時、クラブから中長期的な狙いを持って、攻撃的なスタイルのチーム作りを託されたことが理由のひとつだ。
当然、勝利は最優先だと強調するが「目の前の勝点を取りに行くのか、将来的にタイトルを目ざせるチームを作るのか、2つの選択肢がある。たとえば目の前の勝点を取るために、リスクを冒さず、やることを変えて、その先に何が残るのか」とも語る。
まず守備に人数をかけて、というアイデアを選択するつもりはなく「ロマンチックなことを言っているように聞こえてしまうかしれませんが、サッカーはファンのためにあると思っている。チームのサッカーを見て、楽しんでいただきたい。このスタイルは選手も楽しめると実感している」と自身にも言い聞かせるように語る。
それでも指揮官は、自身の考えを貫こうとしている。それは契約時、クラブから中長期的な狙いを持って、攻撃的なスタイルのチーム作りを託されたことが理由のひとつだ。
当然、勝利は最優先だと強調するが「目の前の勝点を取りに行くのか、将来的にタイトルを目ざせるチームを作るのか、2つの選択肢がある。たとえば目の前の勝点を取るために、リスクを冒さず、やることを変えて、その先に何が残るのか」とも語る。
まず守備に人数をかけて、というアイデアを選択するつもりはなく「ロマンチックなことを言っているように聞こえてしまうかしれませんが、サッカーはファンのためにあると思っている。チームのサッカーを見て、楽しんでいただきたい。このスタイルは選手も楽しめると実感している」と自身にも言い聞かせるように語る。
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