ジョゼップ・グアルディオラ監督が、「マンチェスター・シティが最も偉大な存在とみなされるために必要な要素」を説明した。英メディア『90min』が伝えている。

　５月20日、一足先に第37節を戦った２位のアーセナルが敗れ、シティのプレミアリーグ３連覇が確定した。消化試合となったため、グアルディオラ監督は翌日のチェルシー戦で大幅なターンオーバーを敷くも、12位に沈む２年前の欧州王者を１－０で確実に下し、12連勝でホーム最終戦を飾った。

　一部では有終の美のような雰囲気も流れているが、今シーズンはまだ終わっていない。シティにはチャンピオンズリーグとFAカップ決勝という、２つのビッグマッチが残されているのだ。

　就任７年目を迎えたスペイン人指揮官は、３連覇は「例外的」と自賛する一方で、インテルとのファイナルを制し、悲願の欧州制覇を達成する必要性を強調した。
【PHOTO】スーパーモデル級の美貌！ 名将ペップの愛娘、マリア・グアルディオラの悩殺ショット集をお届け！

「ここ６年で５回優勝するなんて、想像できなかった。我々は特別な偉業を成し遂げた。本当に並外れた出来事で、人々は私たちの成功の大きさを認識している。ただ、『史上最も偉大』と言われるためには、チャンピオンズリーグに勝たないと。マンチェスター・ユナイテッドやリバプールのようなチームと比較されるためには、ヨーロッパでの優勝、つまりチャンピオンズリーグ制覇が必須だ。しかし、プレミアリーグで優勝しなければ、プレミアリーグの重要性を否定するのはアンフェアでもある。

　このプレッシャーの中でのトレーニングは、時にとても充実している。私たちは常に、やらなければいけないと自らに言い聞かせている。クラブがこの道を歩み続けていけば、遅かれ早かれ達成できるだろう。しかし今は、あらゆる努力をしなければならない」

　また、グアルディオラ監督は、自身の元右腕ミケル・アルテタが率い、自分たちと熾烈な優勝争いを繰り広げたアーセナルにも言及。「ミケルとの関係もあるし、彼らが成し遂げた出来事に祝福を送りたい。彼はアーセナルをかつての姿に戻したんだ」と惜しみない賛辞を寄せた。

「昨シーズンのリバプールと似たような戦いで、私たちを限界まで追い詰めた。彼らを過小評価する傾向がある。彼らは勝者だ。我々を追い込んでくれたし、並外れたチームなんだ。自分たちの歩みを誇りに思うべきだ。彼らはそのパフォーマンスを維持する必要がある。私たちに挑戦し続けるだろう」

　３冠の懸かるシティは、三笘薫を擁するブライトンとブレントフォードとのアウェーゲームを戦ったのち、タイトルマッチ２連戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】アーセナルの敗戦に喜びを爆発させるシティの選手たち

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選！