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「初日から意識して取り組めた」柏の井原新監督はチームをどのように変化させたのか。就任4日目で首位の神戸と互角以上の戦い

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年05月22日

「試合を通してセカンドボールを拾えていた」

この井原監督就任によるポジティブな効果を選手たちが語った。写真:梅月智史

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[J1第14節]柏1-1神戸/5月20日/三協フロンテア柏スタジアム

 柏レイソルは、5月20日にホームでヴィッセル神戸と対戦。24分に先制点を許したが、66分にオウンゴールで追いつき、引き分けとなった。

 ここまでリーグ戦で2勝にとどまる成績不振のため、17日にネルシーニョ前監督が退任。後任の井原正巳新監督の初陣で、首位の神戸相手に互角以上の戦いを演じた。フロートや細谷真大の決定機など、シュートを13本放ち、相手には3本しか打たせなかった。

 試合後、神戸の吉田孝行監督や選手からは、苦戦を認めるコメントが相次いだ。新指揮官の就任後、わずか4日でチームではどのような変化があったのか。

 1トップでスタメン出場して、58分以降は右のサイドハーフに回った細谷は、従来の相手DFの裏抜けに加えて、相手のライン間でボールを受けるという意識に変わったと明かす。井原監督から特に言われた指示とその効果については、こう語る。

「まずは球際で負けないとか、基本的なこと。あとは、セカンドボールを拾うのが重要になるのは分かっていた。その結果、試合を通して、セカンドボールを拾えていた」
 
 センターバックの一角としてフル出場した古賀太陽は、短期間ながら「攻撃も守備もチームとして何を狙いとして、どうプレーするのかを、初日から意識して取り組めた」と振り返る。

「とにかく適切なポジションを取ることは、練習からできていた。ビルドアップで3枚気味になる変化は意識して、試合に入った。練習でやれていたことは、ある程度出せた」

 さらに、チャレンジへの気持ちがチームに浸透してきたという。

「ネルシーニョ監督のときは割り切るプレーも必要だと意識してきたが、後ろからのビルドアップにトライしたなかで、ミスが起きても、マイナスな方向に行かないようには共有できていたのかなと。そういう意味での変化は大きい」

 現在、チームは15位と厳しい位置にいる。新指揮官の下で、どこまで盛り返せるか。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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