とりわけ悔やまれるのが81分の決定機
【J1リーグ14節】柏レイソル 1-1 ヴィッセル神戸/5月20日/三協フロンテア柏スタジアム
柏の逸材FW・細谷真大にとっては、完全に満足できる試合ではなかった。しかし、手応えと大きな“学び”を得る一戦だった。
ネルシーニョ氏の解任でコーチだった井原正巳氏が監督に昇格して初陣だったゲームで細谷は、4-2-3-1のCFでスタメン出場。3分、36分、81分とあったシュートチャンスで決めきれなかったのは明らかな反省点。とはいえ、デュエルは互角以上だったし、後半途中から右サイドハーフに入って以降も精力的で、66分には見事な出足のプレスで本多勇喜のオウンゴールも誘発した。
細谷にとっては、“格好の見本”から学べる一戦でもあった。神戸の大迫勇也だ。ポストプレーやターン、動き出し、空中戦のフリック、そして24分のゴール前での冷静なフィニッシュ。この日のピッチで最もクオリティーの高いプレーヤーは、間違いなく大迫だった。
柏の逸材FW・細谷真大にとっては、完全に満足できる試合ではなかった。しかし、手応えと大きな“学び”を得る一戦だった。
ネルシーニョ氏の解任でコーチだった井原正巳氏が監督に昇格して初陣だったゲームで細谷は、4-2-3-1のCFでスタメン出場。3分、36分、81分とあったシュートチャンスで決めきれなかったのは明らかな反省点。とはいえ、デュエルは互角以上だったし、後半途中から右サイドハーフに入って以降も精力的で、66分には見事な出足のプレスで本多勇喜のオウンゴールも誘発した。
細谷にとっては、“格好の見本”から学べる一戦でもあった。神戸の大迫勇也だ。ポストプレーやターン、動き出し、空中戦のフリック、そして24分のゴール前での冷静なフィニッシュ。この日のピッチで最もクオリティーの高いプレーヤーは、間違いなく大迫だった。
大迫のパフォーマンスには、細谷も感嘆。試合後の取材エリアで先輩FWについて聞かれると、次のように語った。
「競り合いでボールをしっかり逸らしてマイボールにしたり、時間を作ったりする部分も含めて、全てがトップレベルだと思いました。勉強になりました。僕もできるところもありましたけど、まだミスがある。100パーセントを目指さないといけない」
中でも差を感じたのが決定力の部分で、「あとは得点のところですね。2人(スコアラーの大迫とアシストの武藤嘉紀)ともゴール前ですごく冷静でしたし、ああいう冷静さが今の僕にはまだ足りないのかなと感じました」と反省した。
とりわけ悔やまれるのが、81分のシーンだろう。右サイドから武藤雄樹が上げたクロスが、ゴール前でフリーだった細谷へ。ボレーシュートを狙ったがタイミングが合わず、ボールはゴールの枠を外れた。
本人はこのシーンについて「来る準備はしていたんですが、ちょっと入りすぎて詰まってしまった。タイミングよく入れていれば上手くミートできていたはず」と悔しさをにじませ、「チームとして点をしっかり取らなければいけない」と次を見据えた。
U-22代表のエース格で、A代表も狙う細谷。この日の反省と大迫からの学びを糧に、さらなる成長に期待したい。
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェストTV編集部)
【ゴール動画】細谷も感心した大迫の冷静フィニッシュ!
「競り合いでボールをしっかり逸らしてマイボールにしたり、時間を作ったりする部分も含めて、全てがトップレベルだと思いました。勉強になりました。僕もできるところもありましたけど、まだミスがある。100パーセントを目指さないといけない」
中でも差を感じたのが決定力の部分で、「あとは得点のところですね。2人(スコアラーの大迫とアシストの武藤嘉紀)ともゴール前ですごく冷静でしたし、ああいう冷静さが今の僕にはまだ足りないのかなと感じました」と反省した。
とりわけ悔やまれるのが、81分のシーンだろう。右サイドから武藤雄樹が上げたクロスが、ゴール前でフリーだった細谷へ。ボレーシュートを狙ったがタイミングが合わず、ボールはゴールの枠を外れた。
本人はこのシーンについて「来る準備はしていたんですが、ちょっと入りすぎて詰まってしまった。タイミングよく入れていれば上手くミートできていたはず」と悔しさをにじませ、「チームとして点をしっかり取らなければいけない」と次を見据えた。
U-22代表のエース格で、A代表も狙う細谷。この日の反省と大迫からの学びを糧に、さらなる成長に期待したい。
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェストTV編集部)
【ゴール動画】細谷も感心した大迫の冷静フィニッシュ!