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「ゴールに向かうためにボールを回すのか、それとも…」プレミアリーグとJリーグの違いは?【鄭大世の独自見解】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2023年05月17日

「『そこに通すの怖くない?』って縦パスを」

アーセナル戦のブライトンは、「そこ通すの?」という縦パスを連発。アグレッシブなスタンスが印象的だった。写真:GettyImages

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 プレミアリーグとJリーグの違いはどこにあるのか。元Jリーガーで現在はプレミアリーグで解説者を務める鄭大世に言わせれば、それは「ゴールに向かう姿勢」となる。

「ゴールに向かうためにボールを回すのか、それともボールを回すためにボールを回すのか。その部分がすごく違っていて。幼少期の頃からポゼッションを得意にしているのが日本で、(Jリーガーは基本的に)失わないためのボールの持ち方がとても上手い。

一方、僕の肌感覚で『そこに通すの怖くない?』って縦パスをどんどん通すのがプレミアリーグ。もちろんそれが成功して、(パスを)受けた選手が前を向いて一気に展開、流れが変わるのもあるけど、その代わりにボールを失うリスクもある。それでも果敢にトライする姿があるんですよね。正直、見ていて楽しいです。

攻守が激しく入れ替わるから、もちろん選手はすごく大変だと思います。切り替えの回数が多いほど(体力的に)きついし、その局面で守備をするのも当然の中で果敢にトライしている。だから、プレミアリーグは見ていて退屈しないです」

 先のアーセナル対ブライト戦でも、ブライトンは組み立ての段階からリスク承知の縦パスを何本もトライ。アグレッシブな姿勢がとても印象的だった。
 
 また鄭大世は、守備の意識についてもJリーグとプレミアリーグは違うという。

「Jリーグはカバーリングの意識が高い。ボールホルダーに対し、センターバックのひとりが対応した時に他のディフェンダーは裏のスペースなどをカバーするといったように、組織で守るイメージが強い。プレミアリーグはもちろんそれもできるけど、自分のエリアは自分で守る。自分のエリアじゃないところでやられたら、その持ち場の選手の責任で、連係面で雑な部分もある。

1対1の状況で(味方を)待って、戻ってくる時間を作ればいいのに、一発で奪いに行って、入れ替われた結果、大ピンチを招くケースがよくある。その辺の違いは感じますよね」

 どちらがいい、どちらが悪いではなく、Jリーグにもプレミアリーグにも独自の特色がある。リーグそれぞれのカラーを楽しむのも、サッカーの醍醐味と言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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