久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地５月２日に開催されるラ・リーガの第33節で、久保の古巣であるレアル・マドリーとホームで対戦する。

　過去３シーズン、マドリーからのレンタルでマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェの３チームでプレーしてきた久保について、マドリー戦の前後に必ずといっていいほど話題となったのが、マドリーの復帰話だった。

　昨夏にレアル・ソシエダへ完全移籍を果たしたものの、他クラブからオファーが来た場合はマドリーが優先的に交渉でき、また売却した場合はその移籍金の50パーセントを手にできる権利をマドリーが有していることもあり、今回も小さくない話題となった。

　そんななか、マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、前日会見で久保の復帰について、次の様に語った。スペイン紙『Mundo Deportivo』が伝えている。

「我々は彼を注視している。彼は非常に良いプレーをしているが、それ（買い戻し）については数か月後に話すことになるだろう。このチーム（マドリー）で出場時間を見つけるのは、非常に難しいんだ」
 

　スペインメディア『Futbol Fantasy』によれば、この発言を受けて、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督はこう発言している。

「タケは、ここに到着した日から、コミットメントだけでなく、このユニホームを着るのをどう感じているのかを示してきた。だから、今日まで疑いの余地はない。 ここにいるすべての選手が望んでいるのは、レアル・ソシエダに残り続けることだ。 もちろんもっと良い場所はあるだろうが、そう多くはない」

　久保が出て行くことはない。指揮官はそう感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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