アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、痛恨の勝点とりこぼしに顔をしかめた。

　現地時間４月21日に開催されたプレミアリーグ第32節で、日本代表DF冨安健洋（怪我のため欠場）が所属する首位のアーセナルは、最下位のサウサンプトンとホームで対戦。土壇場で２点ビハインドから追いつくも、勝ち越し点までは奪えず。３－３で３試合連続ドローに終わり、２試合消化が少ない、２位のマンチェスター・シティとの勝点差は５となった。

　試合数を考えれば、形勢逆転を許す結果となり、G・ジェズスはがっくり。「ここ２試合と同じように２ポイントを失った。１ポイントがリーグを左右する事実を理解しなければならない」と厳しい表情で語った。

「今は団結して、また前に進む時だ。このリーグでの優勝は本当に難しい。タフなリーグだ。良い試合もあれば、厳しい試合もある。この２試合は、スタートは良かったが、その後、ボールを保持できず、自分たちのプレーを続けられなかった。今夜はその逆で、スタートは良くないながらに、最後はベストを尽くしたが、２ポイントを落としてしまった」
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　26日はいよいよシティとの直接対決だ。自身にとっては古巣対戦ともなる、絶対に落とせない大一番に向け、26歳のエースは並々ならぬ覚悟を示す。

「シーズンの終わりまで、何が起こるか分からない。自分自身をコントロールし、再び集中し、強くなる必要がある。一戦一戦を決勝戦のように向き合わなければならない。これは僕らにとって、今シーズンで最も重要な試合だ」

　アーセナルは開幕から快進撃を続けていたが、ここに来て急ブレーキ。首位攻防戦を前に、貯金はとうとう底をついた。シティ時代に４度プレミアリーグ制覇を経験したG・ジェズスは、チームを窮地から救えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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