ファイナル進出を懸けて、名門を撃破できるか。

　三笘薫を擁するブライトンは現地時間４月23日、FAカップの準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。DAZNが配信する『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回でも、この一戦が取り上げられ、三笘の活躍を占った。

　フォーカスしたのは、左サイドを主戦場とする三笘と、ユナイテッドの右SBとの対峙。日本代表アタッカーが立ち向かう相手は、ポルトガル代表のダロ、もしくはU-21イングランド代表のワン・ビサカが予想される。

　この２人について、プレー映像を見ながら内田氏が分析。ダロはタッチライン際で相手に抜かれそうになった瞬間、スライディングで対応。内田氏は「いけそうな気がする」とコメントし、こう続ける。

「あそこ、スラで止めるって、けっこう一か八かなんで。スピードで身体を入れられる選手ってなると、凄いなと思うけど。スライディングってなると、三笘君、いけそうな気がする。あんまり足に自信がなさそう。足に自信があれば、もっと食いついて、裏に行かれても、ヨーイドンで勝てます、みたいな守備。あとはステップがあんまり細かくない」
 

　続いて、ワン・ビサカに関しては、「上手いと言ったらあれだけど、自分の範囲から出さない」と評する。自陣エリア内で逆を取られそうになっても、体勢は崩れずに抜かせないディフェンスを見て、内田氏は次のように語る。

「中に行かれそうになるけど、ちゃんとこっち行って対応している。俺はこういう守り方、好きなんだよね。変に腰をひねらないというか」

　より手強いのはワン・ビサカのほうか。いずれにせよ、内田氏は「まずはチームが勝たなければいけない」と強調しつつ、「三笘選手の任されていること、彼のところで突破でしょうね。チームメイトが要求していることを存分にやればいいんじゃないですかね」と、その打開力に注目する。

　三笘は間違いなく警戒される存在で、「どうしても向こうは抑えようとしてくると思う」が、内田氏は「いつも通りに。あとは周りも使いながら、さばきながら、ここっていうところで見たいですけどね。まあ、いけるでしょ」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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