伝説のインビンシブルズ（無敵のチーム）以来、19シーズンぶりとなるプレミアリーグ制覇に近づいているアーセナル。その19年前に無敗優勝を成し遂げたチームの主力だったロベール・ピレス氏が、ブラジル『アポスタゴロス』のインタビューで後輩たちを称賛した。

　まず、主将のMFマーティン・ウーデゴーについて問われた49歳は「今シーズン、素晴らしい成長を遂げた。継続性が増したね。彼のような才能の持ち主が真価を発揮するのを見れるのは素晴らしいよ」と感心。加入３年目の「アーセナルは彼にとって完璧な場所だ」と請け合った。

　ブラジルメディアのインタビューとあり、もちろん、ふたりのブラジル代表FWにも言及している。

　プレミアで14ゴールを挙げているガブリエウ・マルチネッリについて「もともと我々も知っていたけど（マルチネッリは）信じられないほどの才能があるね。他の選手同様に成長しているし、今後も伸びるよ」と絶賛。そして、ガブリエウ・ジェズスは「怪我が治って、また元気になっている。ゴールへの絶え間ない脅威とスピードで異彩を放っているね」と太鼓判を押した。
 

　また、熱血漢としても知られるプレーメーカーのグラニト・ジャカに対しては、冗談交じりにこうコメントしている。

「グラニトのゲームインテリジェンスを高く評価しているよ。ライン間を移動する手段、対戦相手をかわす術とかね。大人しくなって注意されることが減ったけど、それでも熱いヤツだよ（笑）」

　他にも、過小評価されがちなオレクサンドル・ジンチェンコやトーマス・パーテイへの質問にも応じ、後輩たちを片っ端から褒めちぎったピレス氏。インビンシブルズのレジェンドも、現在のアーセナルで輝きを放つ後輩たちを頼もしく感じているようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部