今シーズンの活躍でセルティックの中盤に欠かせない存在となっただけに、移籍の噂が浮上したのも不思議ではない。ただそれと、実際に移籍するかは別の話しだ。

　少なくともOBのフランク・マカベニーは、旗手怜央が当面はグラスゴーに残ると考えている。プレミアリーグ挑戦の可能性が報じられた日本人MFが、あと２年はセルティックで続けると主張した。

　セルティックで初のフルシーズンとなった今季、旗手は公式戦38試合に出場し、８得点、９アシストと「ダブルダブル」に近づいている。この活躍を受け、『Football Insider』は先日、三笘薫が所属するブライトンが旗手に関心を寄せていると報じた。
 

　しかし、マカベニーは４月３日、そのFootball Insiderで「ジョッタやほかの選手たちより、彼はステップアップできる選手だと思う」と、旗手の将来的な飛躍を予見しつつ、「ただ、まだ準備はできていないと思う。今はセルティックでのすべてを楽しんでいると思うよ」と話している。

「２週ごとに６万のファンの前でプレーできるクラブは多くない。彼は愛されている。みんなハタテやジョッタ、監督のことを聞いてくる。彼らはみんな出て行くだろう。私もバカじゃない。だが、まだだ。彼らはまだ準備を整えていないと思う。あと２年はハタテを見ることができると思う」

　今シーズンの旗手は古橋亨梧とともにスコティッシュ・プレミアシップの年間最優秀選手候補に挙げられるほど、連覇に向かっているセルティックに貢献してきた。それだけに、夏の去就が注目されるのは当然だろう。

　かつて川崎フロンターレでチームメートだった三笘のように、プレミアリーグにステップアップする日は訪れるのか。そして実現するなら、それはどのタイミングになるのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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